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※希少種のこいしが出てきます。 ※死なないゆっくりもいます。 夜の公園へ足を忍ばせる。 大学の夏休みも後半に差し掛かり、イベントも全て終えてすっかり暇を持て余してしまった僕はゆ虐にはしっていた。 この公園は野原や並木通りがあるので、比較的ゆっくりが集まりやすい。 「この辺とか怪しそうだな」 公園の端にある公衆トイレ。 意外と人目に付かないのがこのトイレの裏だ。 ほらやっぱり、小さめのダンボールが3つもある。 全部ふたが閉じているので、どこの家族も寝ているようだ。 野良ゆっくりは警戒心が強いので少しでも物音を立てたら、すぐさま起きるだろう。 だから僕は ダンボールを縦に置いた。 入り口にたどり着けなければこいつらはおしまいだ。 ならば最初から入り口を上にすればいいだけの話だろう。 成体ゆっくりなら飛び跳ねて入り口を飛び越えてくるかもしれないが、成体ゆっくりにはそもそも興味が無い。 箱を一つ開けると、まりさにれいむ、それから子まりさ、子れいむ、赤まりさがいた。 両親は僕に向けてぷくーをして威嚇していて、子ども二匹は泣いている。 赤まりさは何が何だか分からないようでコロコロ転がっていた。 まあそんなの無視だ。 他のダンボールもついでに調べてみたが、赤れいむが大量にいたり、そうかと思えばありすが一人でいたり。 流石にゆ虐ばっかりするのも飽きる。 夏休みはまだまだある。 せっかく見つけた趣味なんだからもっとじっくりと楽しまないとな。 それですっきりして後期も頑張ろうと計画を立てているのだ。 「どうして、まりさたちのおうちをたてにするんだぜ!?」 親まりさがなんか言ってきた。 「ん?ゆ虐用の子どもを確保するためさ(キリッ」 「どうじでぞんなごどずるんだぜ!?」 「うるさいな、お前に構っているほど暇じゃないんだ」 まりさと適当な会話をしながらも、子ども3匹を持ってきたゆっくり捕獲用の袋に入れていく。 人の言葉をしゃべるゆっくりはちゃんと専用の袋に入れて持ち歩かないと、場合によっては幼児誘拐事件と間違われることだってある。 この前もバス停で幼女が荷物の中に入れられて、結局はタクシーの運転手が助けたとかいう事件があったしな。 あれ意外にうちの近くでマジビビったわ。 「おちびぢゃん!?おちびぢゃんんんんん!?ゆんやあああああああ!!ばりざああああああ!!はやくおちびちゃんをとりかえせええええええ!! 」 れいむが偉そうに叫ぶ。 それにカチンときた僕は軍手をはめた右手をれいむの目の前に振り落した。 「黙れ、殺すぞ」 「……」 れいむは震えて声が出せなくなった。 よし、脅しには成功したぞ。 しかし、まりさは飛び跳ねてなんとダンボールから出てきた。 「ふーん、なに?こいつらを取り返したいと?」 そう言って僕は袋の中から赤まりさを一匹まりさに見せつけるようにおさげを持って取り出した。 「おしゃげがいだいいいいいい!!おどおざーん!!はやきゅたちゅけてにぇええええええ!!」 「おちびちゃんをはなすんだぜ!!まりさたちなにもしてないんだぜ!!」 「じゃあ、人様の公園に勝手に巣を作るなよ。馬鹿かお前は」 「はああああああ!?こうえんをせんりょうするじじいはさっさとしぬんだぜえぎょぶべ!!」 ウザかったので蹴り飛ばした。 ついでに蹴り飛ばされて横に倒れたまりさの底面を思いっきり踏んで潰してやった。 「ゆぎゃああああああ!!まりさのおりんぴっくでせかいしんきろくをねらえるくらいしゅんっそくなあんよさんがああああああ!!」 「オリンピックはもう終わったよ。だから、まりさ。れいむにしっかり面倒を見てもらってね!」 やることやったのでさっさとその場から走って逃げた。 人様の公園に勝手に巣を作るなよとは言ったけど、ぶっちゃけゆっくりがこの公園に住みついてくれるからこそお金をかけずにゆ虐を楽しめる。 野良ゆっくりは黴菌とかたくさん持っていて汚いというけど、子ゆっくり程度なら食べさえしなければそこまで汚いとは思わない。 生ごみ食ってるぐらいで僕はゆ虐をためらうような甘い人間ではない。 ゆ虐は僕が長年生きてきてようやく手に入れた『最高の娯楽』なのさ。 「おかえりなさい、おにいさん」 「おう、ただいま」 家に帰って来ると飼いゆっくりのこいしが出迎えてくれた。 「おにいさん、きょうもぎゃくたいするんだね」 「これは僕の娯楽だからな」 「もう、悪趣味だよぉ」 「そういうこいしもいつも興味深々じゃないか」 「ふふ、だってそんなつうじょうしゅなんてゲスのかたまりでしょ?」 こいしはにやりと笑った。 僕もそれにつられてにやっと笑う。 話に聞けばこいしがいた巣の持ち主まりさ親子は相当のゲスだったらしい。 相手の弱みを握っては大量のあまあまを要求したり、親もゲスだが子どももゲスでおまけにわがままだった。 ただでさえ、害虫呼ばわりさせるような饅頭なんだ。 そんなクズにこれからも生き続ける未来などない。 とりあえず、机の上の透明な箱の中に袋につめた3匹の子どもを落とす。 「「「ゆぎゅっ!!」」」 袋をさかさまにして強引に振り落したので床に叩きつけられた衝撃に痛みを感じたのだろう。 ふっ、その程度で声をあげるなどぬるいわ。 ベッドの上でこいしはこれから始まるゆ虐を楽しそうに見ている。 さあ、娯楽の始まりだ! 手始めに赤まりさをつかむ。 「ゆっ!おちょらをちょんでるみちゃい!!」 「ヒャーハッハッハー!!」 掴んだ赤まりさをそのまま部屋のドアに叩きつけた。 パアン! 「ゆぎゅる!!」 ドアのほぼ中央に赤まりさはゆん生最初で最後の大きな餡子の花を咲かせた。 赤ゆっくりは身体が弱いのでじわじわとなぶり殺しにするには向かない。 でも、気持ちいいぐらいすぐにぷちっと潰れてくれるのでこういう瞬殺にはもってこいだ。 「れ、れーみゅのいみょーちょがああああああ!!」 「おうちにかえりちゃいよおおおおおお!!」 「くすくす」 「さあ、次はれいむちゃんでしゅよー?」 「やじゃあああああ!!くるにゃあああああ!!」 しかしあっさりと捕まっちゃうれいむちゃん。 「足焼きはめんどいから傷をつけてやるよ」 僕はズボンのポケットからカッターナイフを取り出してれいむの底面を素早く十字に切った。 「れいみゅのしゅてきなびきゃくしゃんがああああああ!!」 底面を切った子れいむは机の上に置いた。 あんよとして機能しないどころか起き上ることすら出来なくなっていたようでずっと仰向け状態だ。 「こいし、こいつをどうする?」 「いつもみたいにいじめてはんのうみるのはつぎのまりさにして、そのこはそのままほうちしてかんさつしてみない?」 「お、寝たきりゆん生の観察か」 「ゆ?れーみゅ、ねちゃきり……?」 「そうだよ。君はもう外の世界は見れない。永遠とこの白い天井を見つめるだけさ」 「しょんなのやじゃ。れーみゅ、かえる」 底面を切られた痛みで喋る元気も無くなってきたのか声が段々弱弱しくなってきた。 おっと、簡単に死んで楽するつもりか? そうはさせないぜ。 いつもはこいしに使う砂糖水のスプレーを子れいむに何回かかけて、トレ―の上に置いてベッドにトレーごと放置した。 「さて、いよいよまりしゃちゃんの晴れ舞台でちゅよー?」 「い、いちゃいことやめちぇね!まりしゃなにもわるいこちょちてないでしょ?」 「いや、君は十分に罪を犯してきたよ」 「にゃ、にゃに?」 「公園のしかもトイレ裏に住んでいたことだ」 「にゃにいってるの?あそこはまりしゃたちのゆっくちぷれいs」 ドゴーンと強烈な拳をまりさのすぐ目の前で机に叩きこんでやった。 「ひ……もうやじゃ!!おうちかえりゅうううううう!!」 「おっと逃げるなよ」 「ゆ?」 すかさず帽子を奪い取る。 まりさはすぐに逃亡をやめて、帽子に向かって必死にジャンプする。 「まりしゃのひみゃらやさんみゃくのようにそびえたちゅりっぱなぼうししゃん!!ゆっくちちないでかえってきてね!!」 残念だが、キミの帽子はキミの飛べる高さよりもまだまだ上にあるんだ。 「にゃんでまりしゃのおぼーししゃんうばっちゃうの!?まりしゃがかわいかっちゃから?まりさ、かわいくってごめんにぇー!!」 ブチンブチン 最初のブチンは僕、もうひとつのブチンはこいしだ。 こいつ、じわじわと痛めつけてやったら調子に乗りやがって……! 絶対、簡単には殺させんぞぉ!! 「おらぁ!!」 感情任せに帽子をびりびりに引き裂いた。 「ゆ……?」 子まりさはあまりのショックで叫び声が出ない。 ただ、目の前に舞い降りてきた帽子の欠片を見つけて舌で舐める。 「まりしゃのおぼうししゃん、ゆっくちなおってねぇ。ぺーろぺーろ」 「その舌なんかうざいな」 子まりさの舌を右手でつかむ。 「あがぁ!!」 あまりの苦しさに目から滝のような涙が流れ、おそろしーしーを垂れ流している。 僕は左手で子まりさの身体を掴むと、そのまま力いっぱいに引っ張り舌を引きちぎった。 「あああああああああ!!」 口から大量の餡子が吐き出される。 舌を抜かれる痛みってどうなんだろうな? うぇ、想像したくないわ。 子まりさはあまりの痛さに我を忘れて地面をじたばたと転がる。 あんまり暴れると口から漏れる餡子が周囲に飛び散って後片付けが面倒だ。 すると、こいしがひゅっとベッドから机の上にジャンプしてきた。 「おにいさん、ここはわたしにまかせて!!」 「こいし、どうするつもりだ?」 すると、こいしが突然視界からいなくなった。 ……いや、違う。 これがこいしの能力だ。 『無意識を操る程度の能力』 こいしはこの能力で自分の存在を周囲から意識されないようにしているのだ。 だから、こいしはどこかにいるはずなんだが、自分の意識下には全然入ってこない。 すると、丸い物体が子まりさの身体を爪楊枝で切り付けている姿が見えた。 「ひゅひいいいいいい!!ひひゃいひひゃい!!」 「……あ」 ここでやっとこいしの能力が切れた。 丸い物体の正体はこいしだ。 なるほど、身体を痛めつけて転がれないようにしたんだな。 「はっはっは、傷だらけのその身体じゃ激しい痛みに襲われて転がれまい。よくやったぞ、こいし!」 「えへへ、おにいさんから褒められるとちょっとうれしいな」 「……ひゅ……」 「なんだ?」 子まりさの目は焦点が合っていないようで完全にいかれていた。 「どうしてこんなことするの?とでも言いたそうな目だな。悪いがお前はもう僕のおもちゃだ。……ゆっくり諦めてね!!」 「ひゅ、ひゅひぃはあああああああああああああ!!」 お、元気復活したか。 まだまだいけそうだな。 それ、おさげをぶっちりと。 「ひゃひひゃのひゅっひゅひひはほひゃへひゃふひゃああああああああああ!!」 ムッキムキでどんなおさげだよ、きもいわ。 それから目玉も要らないね。 丁度さっきこいしが爪楊枝を持っていたので、それを貰って子まりさの右目に差し込む。 「ひゃひひゃひょほへへひゃあああああああああああああ!!」 「はっはっは、まだまだ終わらないぞ。じわじわをなぶり殺しにしてくれるわ!」 こいしはそんな僕の声を聴きながらすぐそばで悲惨な姿へと変えられる子まりさをじっと見つめていた。 子まりさは目を覚ました。 右目はなくなってもう見えないので、残された左目だけでじっと周囲を見渡す。 隣には黙って天井を見続ける子れいむの姿があった。 目の周りには涙の跡が乾いたのかゴミが付着して薄く汚れていた。 今頃お母さんたちはどうしているだろうか? ゆっくりしているだろうか? だけど、それはもう叶わない。 流石の子まりさも自分と子れいむの運命を悟ったようだ。 僕はこのトレ―に乗せた二匹のゆっくりを見て思う。 ゆっくりは痛みに弱く、激しく痛めつけるとすぐに「まだしにたくないいいいいい!!」と悲願する。 けど、こいつらを見てみろよ。 こんな生きてても殆ど自由のない生活を送るぐらいなら、 いっそ死んだほうがあの世でゆっくりとしたゆん生を過ごせると思わないか? そう思うと、ゆっくりを虐殺するのはちょっと考えものだと思う。 こいつらに死んでゆっくりさせられるのは気に入らない。 だから、少なくともこいつらは、このまま餓死するまで生きたまま苦痛を味わってもらおうと思った。
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このページには、ゆっくりいじめ系2001~2250までの一覧となっています。 作品の後ろにある文字の説明はジャンルマークについてに纏めてあります。 2000以前および2251以降につきましては下記から。 ゆっくりいじめ.250 ゆっくりいじめ.500 ゆっくりいじめ.750 ゆっくりいじめ.1000 ゆっくりいじめ.1250 ゆっくりいじめ.1500 ゆっくりいじめ.1750 ゆっくりいじめ.2000 ゆっくりいじめ.2500 ゆっくりいじめ.2750 ゆっくりいじめ.3000 ゆっくりいじめ系2001 ゆっくり訪問 ゆっくりいじめ系2002 新物質 ゆっくりいじめ系2003 ありすを暴行して殺しただけの話 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系2005 胎ゆ ゆっくりいじめ系2006 ぱちゅりーと鉄塔 ゆっくりいじめ系2007 れいぱーをぶちのめす ゆっくりいじめ系2008 偉大な鬼異山 ゆっくりいじめ系2009 虐待理由 ゆっくりいじめ系2010 クイーンありすの生態 ゆっくりいじめ系2011 満月の夜とひとりぼっち 「ゆっくりいじめ系2012 ドッペルゲンガーは作者の要請により削除されました。」作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系2014 楽園~まりさの場合(5) ゆっくりいじめ系2016 げっぺるどんがァーッ! ゆっくりいじめ系2017 合ゆ ゆっくりいじめ系2018 夏の庭先 ゆっくりいじめ系2019 ゆっくりの名前 ゆっくりいじめ系2020 一緒にゆっくり遊ぼうね ゆっくりいじめ系2021 育児放棄?そんなもんじゃないんだぜ!! 中編 ゆっくりいじめ系2022 ゆっくりになった男1 作者さんの要望により削除しました ゆっくりいじめ系2024 都会派ありすの驚愕 ゆっくりいじめ系2025 都会派ありす トゥルーエンド ゆっくりいじめ系2026 都会派ありす ノーマルエンド ゆっくりいじめ系2027 やさいさんの反逆 ゆっくりいじめ系2028 二人の賭け ゆっくりいじめ系2029 羽饅 ゆっくりいじめ系2030 きれいなゆっくりの作り方 ゆっくりいじめ系2031 ゆかりんとゆゆこ ゆっくりいじめ系2032 座敷ゆっくり ゆっくりいじめ系2033 ゆっくり学部虐待科 ゆっくりいじめ系2034 紙のさくやさくや ゆっくりいじめ系2035 赤ゆっくり ゆっくりいじめ系2036 あるてぃめっとれいぱーありす3 前編 ゆっくりいじめ系2037 あるてぃめっとれいぱーありす3 後編 ゆっくりいじめ系2038 ゆっくり存在否定 ゆっくりいじめ系2039 大蛇 ゆっくりいじめ系2040 うー競争 ゆっくりいじめ系2041 パチンパチン ゆっくりいじめ系2042 ゆID ゆっくりいじめ系2043 ネコ×ちぇん ゆっくりいじめ系2044 かくれんぼ ゆっくりいじめ系2045 馬鹿なの?寝るの? 作者さんの要望により削除しました。 作者により削除されました ゆっくりいじめ系2048 ゆー往生 ゆっくりいじめ系2049 ぱちゅりーとおにーさん ゆっくりいじめ系2050 捕食起源 「ゆっくりいじめ系2051 みんなの幸福まりさの不幸は作者さんの要請で削除されました。」 ゆっくりいじめ系2052 ○ぶ ゆっくりいじめ系2053 まりさがなにかにむしゃぶりつく話 ゆっくりいじめ系2054 石蹴り ゆっくりいじめ系2055 銭湯とゆっくり ゆっくりいじめ系2056 よくわかるグレムリン ゆっくりいじめ系2057 あるレイパーの更正 ゆっくりいじめ系2058 都会派の暮らす都会 ゆっくりいじめ系2059 ゆっくりになりたい ゆっくりいじめ系2060 お野菜が勝手に生えてくるゆっくりぷれいす ゆっくりいじめ系2061 緑色 ゆっくりいじめ系2062 無意味 作者さんの要望により削除しました ゆっくりいじめ系2064 冬篭りの、ほんの少し前の出来事 ゆっくりいじめ系2065 ゆっくり風船 ゆっくりいじめ系2066 ゆっくりを虐待するよ ゆっくりいじめ系2067 僕はこうして渡米しました 前半 ゆっくりいじめ系2068 僕はこうして渡米しました 後半 ゆっくりいじめ系2069 僕らはこうして知り合いました 「ゆっくりいじめ系2070 ウツ病のゆっくりは作者さんの要請で削除されました。」 ゆっくりいじめ系2071 侵略者 「ゆっくりいじめ系2072 麻雀は作者の要請により削除されました。」 「ゆっくりいじめ系2073 消しゴムゆっくりは作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ系2074 母ぱちゅりーの受難 ゆっくりいじめ系2075 楽園~まりさの場合(6) ゆっくりいじめ系2076 飽きた 作者さんの要望により削除しました 作者さんの要望により削除しました。 ゆっくりいじめ系2079 虐待に飽きたから虐殺してみた ゆっくりいじめ系2080 食べ物の恨みは・・・ ゆっくりいじめ系2081 現代 本屋 ゆっくりいじめ系2082 ゆっくり達のバザール ゆっくりいじめ系2083 ゆっくりシェイキ ゆっくりいじめ系2084 めくられないカレンダー ゆっくりいじめ系2085 ゆっくり練習 ゆっくりいじめ系2086 ゆっくりのしつけ方と餡子の話 作者さんの要望により削除しました ゆっくりいじめ系2088 力 ゆっくりいじめ系2089 スッキリ制限の話 ゆっくりいじめ系2090 Y作戦 メカドス編 ゆっくりいじめ系2091 赤ゆっくりを持ち帰る ゆっくりいじめ系2092 はじめてのチュウ ゆっくりいじめ系2093 HENTAIお姉さんと接着剤 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系2095 キリン(笑) ゆっくりいじめ系2096 ゆっクエ ゆっくりいじめ系2097 2人と2匹の関係(前編)虐無外 ゆっくりいじめ系2098 2人と2匹の関係(中編)虐無外 ゆっくりいじめ系2099 2人と2匹の関係(後編)虐無外 ゆっくりいじめ系2100 メタな人たち 前編 ゆっくりいじめ系2101 メタな人たち 後編 ゆっくりいじめ系2102 それでも、ゆっくりは要求る。(前篇) ゆっくりいじめ系2103 いつもより長い冬 ゆっくりいじめ系2104 ゆっくり2匹目 ゆっくりいじめ系2105 ありすを洗浄してみた。ぷろろぎゅー ゆっくりいじめ系2106 ありすを洗浄してみた。1 ゆっくりいじめ系2107 ありすを洗浄してみた。2 ゆっくりいじめ系2108 ありすを洗浄してみた。3 ゆっくりいじめ系2109 ありすを洗浄してみた。えぴろぎゅー ゆっくりいじめ系2110 加工場産の赤ゆっくりを育てる 後編1 ゆっくりいじめ系2111 ゆっくり二世帯住宅 ゆっくりいじめ系2112 畑荒らしゆっくり ゆっくりいじめ系2113 べじたりあん ゆっくりいじめ系2114 れいむの子はれいむ ゆっくりいじめ系2115 ゆっくりと眼鏡 ゆっくりいじめ系2116 慰み物 ゆっくりいじめ系2117 都会派きめぇ丸 ゆっくりいじめ系2118 裏・都会派てんこ ゆっくりいじめ系2119 みょんとの遭遇 ゆっくりいじめ系2120 ゆっくり生存競争 ゆっくりいじめ系2121 農家の為のゆっくり駆除装置 ゆっくりいじめ系2122 夢 ゆっくりいじめ系2123 育児放棄? そんな程度じゃないんだぜ!! 後編その1 ゆっくりいじめ系2124 お帽子 ゆっくりいじめ系2125 大往生 ゆっくりいじめ系2126 せつゆん ゆっくりいじめ系2127 せつゆんとぺにこぷたー ゆっくりいじめ系2128 虐待商品があるお店 「ゆっくりいじめ系2129 ドeraいレイパーは作者さんの要請で削除されました。」 ゆっくりいじめ系2130 飼いゆっくりが捨てられた_中篇 ゆっくりいじめ系2131 ゆっくりはつらいよ 花粉篇 ゆっくりいじめ系2132 うちのありすのばあい ゆっくりいじめ系2133 制限 ゆっくりいじめ系2134 ありすのいどうへるす ゆっくりいじめ系2135 パラシュート ゆっくりいじめ系2136 イジメられたれいむ ゆっくりいじめ系2137 朝の光景 ゆっくりいじめ系2138 ゆっくり飾り2 Part.2 ゆっくりいじめ系2139 未熟児 削除しました ゆっくりいじめ系2141 ゆンプリンティング ゆっくりいじめ系2142 ドスモス ゆっくりいじめ系2143 いっしょうのおねがい ゆっくりいじめ系2144 俺とゆっくり3(前編) ゆっくりいじめ系2145 ゆっくり7 ゆっくりいじめ系2146 裁き(前編) ゆっくりいじめ系2147 裁き(後編) ゆっくりいじめ系2148 ありす、捨てられる ゆっくりいじめ系2149 ゆっくりあんこくしんわ ゆっくりいじめ系2150 とかいの、じけん ゆっくりいじめ系2151 孫も一緒に ゆっくりいじめ系2152 悲劇がとまらない! 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(後編) ゆっくりいじめ系2154 町内の動物 ゆっくりいじめ系2155 あるゆっくり達の冬篭りと甘い罠 ゆっくりいじめ系2156 現代のゆっくり「公園のゆっくりアリス」 ゆっくりいじめ系2157 野良ゆっくり根絶計画 ゆっくりいじめ系2158 非血縁まりさ一家 ゆっくりいじめ系2159 ゆっくりの逃避行 丁 ゆっくりいじめ系2160 れみりゃ調教日記 ゆっくりいじめ系2161 まんじゅうべんき れいむ ゆっくりいじめ系2162 保護策 「ゆっくりいじめ系2163 ルーミアと緑は作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ系2164 巨大ゆっくりの饗宴(前編) ゆっくりいじめ系2165 巨大ゆっくりの饗宴(中編) ゆっくりいじめ系2166 巨大ゆっくりの饗宴(後編) ゆっくりいじめ系2167 ありすとまりさの仲直り ゆっくりいじめ系2168 僕はこうして巻き込まれました ゆっくりいじめ系2169 僕はこうして~番外 ゆっくりいじめ系2170 ゆれんたいん ゆっくりいじめ系2171 ゆっくりは死なん ゆっくりいじめ系2172 孫も一緒に 後日談 ゆっくりいじめ系2173 ゆっくりになったお兄さん ゆっくりいじめ系2174 新たなる?ゆっくり ゆっくりいじめ系2175 ゆっくりぴこぴこ ゆっくりいじめ系2176 まりさのキャベツ ゆっくりいじめ系2177 子れいむたちの挑戦 ゆっくりいじめ系2178 妖虐兄の日々の実験 その1 ゆっくりいじめ系2179 妖虐兄の日々の実験 その2 ゆっくりいじめ系2181 ゆっくり森の妖精3 ゆっくりいじめ系2182 野良ゆっくり根絶計画 2 ゆっくりいじめ系2183 野良ゆっくり根絶計画 3-1 ゆっくりいじめ系2184 野良ゆっくり根絶計画 3-2 ゆっくりいじめ系2185 携帯れいむ ゆっくりいじめ系2186 なめくじれいむの逆襲 「ゆっくりいじめ系2187 ストライクは作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ系2188 本能 ゆっくりいじめ系2189 ぽーにょぽーにょぽーにょ ゆっくりいじめ系2190 さくや 作者さんの要望により削除しました 「ゆっくりいじめ系2192 れいむはおうたがじょうずだよ!は作者の要請により削除されました。」 「ゆっくりいじめ系2193 まりさはかわさんをわたれるんだぜ!は作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ系2194 野良ゆっくり根絶計画 後日談 ゆっくりいじめ系2195 真冬のゆっくり対策 ゆっくりいじめ系2196 レイパーありすの群れの敗北 ゆっくりいじめ系2197 レイパーありす因果応報? ゆっくりいじめ系2198 とあるHumyonの憂鬱 ゆっくりいじめ系2199 ゆっくりの世界 ゆっくりいじめ系2200 街はゆっくりできない ゆっくりいじめ系2201 短い話しを一つだけ ゆっくりいじめ系2202 おにいさんのこども ゆっくりいじめ系2203 れいむだって生きてるんだよ。 ゆっくりいじめ系2204 ゆっくりということば ゆっくりいじめ系2205 笛吹き男とゆっくり ゆっくりいじめ系2206 なめくじれいむの最期 ゆっくりいじめ系2207 崩壊教育 ゆっくりいじめ系2208 お目覚めはゆっくりと 作者さんの要望により削除しました ゆっくりいじめ系2210 ずっと実ゆっくりしていってね!(前編) ゆっくりいじめ系2211 ずっと実ゆっくりしていってね!(後編) ゆっくりいじめ系2212 ギネゆ・ワールド・レコーズ2010-1 ゆっくりいじめ系2213 ある可能性の否定 ゆっくりいじめ系2214 ゆっくり8 夢見るれいむ ゆっくりいじめ系2215 真冬のゆっくり対策 2 ゆっくりいじめ系2216 「さあ、おたべなさい!」のこと(上) ゆっくりいじめ系2217 「さあ、おたべなさい!」のこと(中) ゆっくりいじめ系2218 「さあ、おたべなさい!」のこと(下) ゆっくりいじめ系2219 ある中学校の一日 「ゆっくりいじめ系2220 14ッ! それは死の数ッ!!!は作者さんの要請で削除されました。」 ゆっくりいじめ系2221 立てこもってみた。 ゆっくりいじめ系2222 7本の稲荷寿司を捜し求める虐待お兄さんと愛と勇気のヌビビビンビドゥ ゆっくりいじめ系2223 悪意 ゆっくりいじめ系2224 僕はこうして振り回されました ゆっくりいじめ系2225 ゆっくりれいむをブン殴ろう! ゆっくりいじめ系2226 真冬のゆっくり対策 3 ゆっくりいじめ系2227 ゆっくりマラソン!? ゆっくりいじめ系2228 ゆータン ゆっくりいじめ系2229 真冬のゆっくり対策 4 ゆっくりいじめ系2230 れいぱー王ボロありす~第一章~ ゆっくりいじめ系2231 れいぱー王ボロありす~第二章~ ゆっくりいじめ系2232 れいぱー王ボロありす~第三章~(前編) ゆっくりいじめ系2233 れいぱー王ボロありす~第三章~(後編) ゆっくりいじめ系2234 れいぱー王ボロありす~第四章~ ゆっくりいじめ系2235 れいぱー王ボロありす~第五章~ ゆっくりいじめ系2236 れいぱー王ボロありす~終章~ ゆっくりいじめ系2237 まりさとありすの新婚旅行 ゆっくりいじめ系2238 真冬のゆっくり対策 5 ゆっくりいじめ系2240 死後のゆっくり ゆっくりいじめ系2241 おかーさんと一緒 ゆっくりいじめ系2242 俺のちぇんに手を出すとは良い度胸だ改 ゆっくりいじめ系2243 北斗と南 ゆっくりいじめ系2245 ゆっくり餡子かぶり ゆっくりいじめ系2246 れいむのおるすばん ゆっくりいじめ系2247 真冬のゆっくり対策 7 ゆっくりいじめ系2248 魔理沙とドスまりさと弾幕ごっこ ゆっくりいじめ系2249 真冬のゆっくり対策 8 ゆっくりいじめ系2250 ゆっくり働くよ!
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このページには、ゆっくりいじめ系1501~1750まで一覧となっています。 作品の後ろにある文字の説明はジャンルマークについてに纏めてあります。 1500以前および1751以降につきましては下記から。 ゆっくりいじめ.250 ゆっくりいじめ.500 ゆっくりいじめ.750 ゆっくりいじめ.1000 ゆっくりいじめ.1250 ゆっくりいじめ.1500 ゆっくりいじめ.2000 ゆっくりいじめ.2250 ゆっくりいじめ.2500 ゆっくりいじめ.2750 ゆっくりいじめ.3000 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1502 初物お兄さん虐性家無 ゆっくりいじめ系1503 雪だるま ゆっくりいじめ系1504 わがままは遺伝する ゆっくりいじめ系1505 虐待士2 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1507 もしドスが現代入りしたらこうなる ゆっくりいじめ系1508 楽園の終焉 ゆっくりいじめ系1509 愛なき世界 作者さんの要望により削除しました。 ゆっくりいじめ系1511 ゆっくりを求めて ゆっくりいじめ系1512 都会派ありすの溜息 ゆっくりいじめ系1513 もち ゆっくりいじめ系1514 働けるゆっくりと働けないゆっくり ゆっくりいじめ系1515 こいじめ ゆっくりいじめ系1516 ありすの冬の過し方 ゆっくりいじめ系1517 走れマリス ゆっくりいじめ系1518 磁石で虐待_01 ゆっくりいじめ系1519 磁石で虐待_02 ゆっくりいじめ系1520 益ゆっくりと害ゆっくり ゆっくりいじめ系1521 仲良し3人組 ゆっくりいじめ系1522 おれがあいつで ゆっくりいじめ系1523 じゃがいも ゆっくりいじめ系1524 生長 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1526 僕はこうして育ちました ゆっくりいじめ系1527 ゆめであえたら ゆっくりいじめ系1528 剣客みょん 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1530 髪の毛で綱引き 「ゆっくりいじめ系1531 ポジティヴゆっくりは作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ系1532 可愛そうな赤ちゃんにゆっくり恵んでね ゆっくりいじめ系1533 虐待士3 ゆっくりいじめ系1534 シャッターチャンス ゆっくりいじめ系1535 都会派ありすの消失_01 ゆっくりいじめ系1536 都会派ありすの消失_02 ゆっくりいじめ系1537 おつかいれいむ 削除しました 削除しました ゆっくりいじめ系1540 ゆっくりと悪魔のような子供達 ゆっくりいじめ系1541 ゆっくり破壊爆弾(前編)虐家無 ゆっくりいじめ系1542 ゆっくり破壊爆弾(後編)虐家無 ゆっくりいじめ系1543 床下 ゆっくりいじめ系1544 幻想の宇宙史_01 ゆっくりいじめ系1545 幻想の宇宙史_02 ゆっくりいじめ系1546 ご家庭で出来る☆れーばてぃん ゆっくりいじめ系1547 合戦 ゆっくりいじめ系1548 現代のゆっくり「駅前のゆっくり霊夢」 ゆっくりいじめ系1549 デモ活動 ゆっくりいじめ系1550 めーりん達のその後 ゆっくりいじめ系1551 ゆっくりしんぶん <1面> ゆっくりいじめ系1552 ゆっくりしんぶん <2面> ゆっくりいじめ系1553 幸せはいつだってゼロサムゲーム ゆっくりいじめ系1554 バッジシステム ゆっくりいじめ系1556 冬の夜 ゆっくりいじめ系1557 ゲスの行き着く先 ゆっくりいじめ系1558 黒ゆっくり3_1 ゆっくりいじめ系1559 黒ゆっくり3_2 ゆっくりいじめ系1560削除 ゆっくりいじめ系1561 ゆっくり冬将軍 削除しました ゆっくりいじめ系1563 Voyager -帰還- 変なゆっくり話 ゆっくりいじめ系1564 はじめてのお嬢さま 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1566 騎馬民族の都 ゆっくりいじめ系1567 神をも恐れぬ 「作者さん要請により削除。by管理人」 ゆっくりいじめ系1569 ゆっくりと村 削除しました ゆっくりいじめ系1571 ゆっくり問答 ゆっくりいじめ系1572 現実的なドス ゆっくりいじめ系1573 ゆっくりと人間1 ゆっくりいじめ系1574 ゆっくりと人間2 ゆっくりいじめ系1575 虐待ゆっくり下虐家共機無 ゆっくりいじめ系1576 怨念 ゆっくりいじめ系1577 まりさの浮気者! ゆっくりいじめ系1578 頭百景 ゆっくりいじめ系1579 感染拡大 ゆっくりいじめ系1580 ゆっくりしなかった魔理沙と愛のないアリス ゆっくりいじめ系1581 ゆっくり自爆してくれ ゆっくりいじめ系1582 破壊 ゆっくりいじめ系1583 ゆっくり信仰を集めてね! 作者さんの要望により削除しました。 ゆっくりいじめ系1585 サラウンド ゆっくりいじめ系1586 プレゼント ゆっくりいじめ系1587 なめくじれいむ ゆっくりいじめ系1588 生き地獄 ゆっくりいじめ系1589 うn ゆっくりいじめ系1590 ゆっくり新技術を導入していってね! ゆっくりいじめ系1591 繁栄の礎 ゆっくりいじめ系1592 戦場のゆっくり ゆっくりいじめ系1593 ゆっくりとお弁当(前) ゆっくりいじめ系1594 シャターチャンス勝手に後日談 ゆっくりいじめ系1595 ねじこんでみた ゆっくりいじめ系1596 二匹のまりさ ゆっくりいじめ系1597 ゆっくり実験02-1 ゆっくりいじめ系1598 スィーまりさ 1 ゆっくりいじめ系1599 虐待王AQN ゆっくりいじめ系1600 ゆっくりくずまんじゅう ゆっくりいじめ系1601 第一回命乞い選手権 ゆっくりいじめ系1602 黒ゆっくり4 ゆっくりいじめ系1603 奇跡を信じて ゆっくりいじめ系1604 ぴくにっくの話 ゆっくりいじめ系1605 骨董ゆ 「作者さん要請により削除。by管理人」 ゆっくりいじめ系1608 ゆっくりの一年春編 ゆっくりいじめ系1609 真冬の昼の悪夢 ゆっくりいじめ系1610 ゆっくりこわい ゆっくりいじめ系1611 最近のゆっくり2~最後の砦~ ゆっくりいじめ系1612 冬虫夏草 ゆっくりいじめ系1613 ドスになりたいまりさ ゆっくりいじめ系1614 たいとるがおもいうかばない。 ゆっくりいじめ系1615 外道饅頭 ゆっくりいじめ系1616 ドスの話 ゆっくりいじめ系1617 ゆっくりのんべえ ゆっくりいじめ系1618 おてつだいゆっくり ゆっくりいじめ系1619 ゆっくり体調管理をしていってね! ゆっくりいじめ系1620 竹取り男とゆっくり ゆっくりいじめ系1621 竹取り男とゆっくり2 ゆっくりいじめ系1622 駆除 削除しました ゆっくりいじめ系1624 胎児のゆっくりを食す ゆっくりいじめ系1625 カツエ ゆっくりいじめ系1626 内から侵食 ゆっくりいじめ系1627 ホイホイついてきてよかったのか? ゆっくりいじめ系1628 ゆっくりと豆 ゆっくりいじめ系1629 ゆっくりすること ゆっくりいじめ系1630 ゆっくりとお弁当(後) ゆっくりいじめ系1631 八畳一間のれいむ一家 ゆっくりいじめ系1632 ボブはこうして出会いました ゆっくりいじめ系1633 ゆっくりさん ゆっくりいじめ系1634 クイズ・ゆっくり答えていってね! ゆっくりいじめ系1635 ゆっくりと紐 ゆっくりいじめ系1636 俺とれいむの幸せな生活 ゆっくりいじめ系1637 かさゆっくり ゆっくりいじめ系1638 常 ゆっくりいじめ系1639 ゆっくりと勇気あるゆっくり ゆっくりいじめ系1640 ゆっくりゃ+ゆふらん= ゆっくりいじめ系1641 いけいけぼくらのゆっくりヒーロー!_1虐家料無 ゆっくりいじめ系1642 いけいけぼくらのゆっくりヒーロー!_2虐家料無 ゆっくりいじめ系1643 ほかほか餡子 ゆっくりいじめ系1644 ここが奇跡のゆっくり村!鬼意山は舞い降りた!! ゆっくりいじめ系1645 れいコン ゆっくりいじめ系1646 ゆっくりこわい ゆっくりいじめ系1647 侵入!ボクの家 ゆっくりいじめ系1648 正義の味方のゆっくり ゆっくりいじめ系1649 まりさなんか死ねばいいのに虐無 ゆっくりいじめ系1650 交通安全ゆっくり ゆっくりいじめ系1651 まりさとコタツ ゆっくりいじめ系1652 ふぐぅ! ゆっくりいじめ系1653 勝手に生えてくる 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1655 しあわせ ゆっくりいじめ系1656 ゆっくりとオートバイ ゆっくりいじめ系1657 ゆっくり昔話 桃太郎 ゆっくりいじめ系1658 ゆっくり掘ってね!!! ゆっくりいじめ系1659 おうち宣言を最大限尊重してあげた ゆっくりいじめ系1660 ゆっくりべりおん ゆっくりいじめ系1661 赤い眼のみょん ゆっくりいじめ系1662 ゆっくりアウトブレイク ~ゆっくり感染拡大していってね!~ ゆっくりいじめ系1663 もっとうんうんしたかった ゆっくりいじめ系1664 ゆっくりの宿 ゆっくりいじめ系1665 帽子なんかいらないそ家無 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1667 SSC part.2 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1669 ゆっくり駆除の手引き_実例集1 ゆっくりいじめ系1670 ゆっくりと悪魔のような子供達2 ゆっくりいじめ系1671 ゆっくりと悪魔のような子供達3 ゆっくりいじめ系1672 ゆっくりと悪魔のような子供達4 ゆっくりいじめ系1673 ゆっくりクアリウム ゆっくりいじめ系1674 決断 ゆっくりいじめ系1675 家庭餡園 ゆっくりいじめ系1676 れいむ親子とドスまりさとれいぱーありすの話 ゆっくりいじめ系1677 ゆっくりずれないでね ゆっくりいじめ系1678 その男、「狂」暴につき ゆっくりいじめ系1679 誇りをかけた戦い ゆっくりいじめ系1680 ゆっくりうぃどー ゆっくりいじめ系1681 OMEN ゆっくりいじめ系1682 僕はこうして出会いました ゆっくりいじめ系1683 あるてぃめっとれいぱーありす ゆっくりいじめ系1684 虐待が好きでない虐待お兄さん その2 ゆっくりいじめ系1685 進化 ゆっくりいじめ系1686 適者生存 ゆっくりいじめ系1687 竹取り男とゆっくり 3 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1689 ちぇんと幸福論 前半 ゆっくりいじめ系1690 ちぇんと幸福論 後半 ゆっくりいじめ系1691 捕まえてごらん虐無 ゆっくりいじめ系1692 綿棒 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1694 赤ちゃんれみりゃ ゆっくりいじめ系1695 みんな幸せ ゆっくりいじめ系1696 ゆっくりじゃーの 1 ゆっくりいじめ系1697 ゆっくりじゃーの 2 ゆっくりいじめ系1698 ゆっくりいじめ系1699 獣 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1701 ある群れとドスの話 ゆっくりいじめ系1702 三匹のゆっくり 1 ゆっくりいじめ系1703 三匹のゆっくり 2 ゆっくりいじめ系1704 三匹のゆっくり 3 ゆっくりいじめ系1705 三匹のゆっくり 4 ゆっくりいじめ系1706 三匹のゆっくり 5 ゆっくりいじめ系1707 三匹のゆっくり 6 ゆっくりいじめ系1708 三匹のゆっくり 7 ゆっくりいじめ系1709 三匹のゆっくり 8 ゆっくりいじめ系1710 二重人格お兄さん 1 ゆっくりいじめ系1711 二重人格お兄さん 2 ゆっくりいじめ系1712 ストロー ゆっくりいじめ系1713 さあ、試食なさい! ゆっくりいじめ系1714 アイドルのオシゴト ゆっくりいじめ系1715 ゆっくりトイレ ゆっくりいじめ系1716 続・ゆっくりにドラえもんの道具を与えてみた ゆっくりいじめ系1717 ありふれた料理 ゆっくりいじめ系1718 ゆっくり勝負 ゆっくりいじめ系1719 ∀ ゆっくりいじめ系1720 ゆっくりとふかふか 作者により削除されました ゆっくりいじめ系1722 おうち宣言尊重2 ゆっくりいじめ系1723 キノコ狩り 作者さんの要望により削除しました。by管理人 作者さんの要望により削除しました。by管理人 作者さんの要望により削除しました。by管理人] ゆっくりいじめ系1727 秋の一日 ゆっくりいじめ系1728 れいむが好きすぎたお兄さん ゆっくりいじめ系1729 年の瀬とゆっくり 作者さんの要望により削除しました。 ゆっくりいじめ系1731 一緒 ゆっくりいじめ系1732 竹取り男とゆっくり4 ゆっくりいじめ系1733 新職業ゆっくりさせる人 ゆっくりいじめ系1734 河川敷ゆーてぃんぐ ゆっくりいじめ系1735 ゆっくりれいむと白いお部屋 ゆっくりいじめ系1736 まりさがシューティング ゆっくりいじめ系1737 そろーりそろーり 作者さんの要望により削除しました。by管理人 作者さんの要望により削除しました。by管理人 作者さんの要望により削除しました。by管理人 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1742 あるてぃめっとれいぱーありす2 ゆっくりいじめ系1743 プラチナまりさとフリーすっきり権 ゆっくりいじめ系1744 恋するおりんはドスをも征する ゆっくりいじめ系1745 アンラッキーな赤ゆっくり ゆっくりいじめ系1746 デジャヴ ゆっくりいじめ系1747 スナック菓子の袋って開きにくいよね ゆっくりいじめ系1748 透明な箱 「ゆっくりいじめ系1749 ぼくのかんがえたすごいぎゃくたいは作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ系1750 神徳はゆっくりのために
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ユクミン 後 57KB パロディ 自業自得 差別・格差 れいぱー 希少種 自然界 独自設定 虐待が見たい方は回れ右 すごく長いです れいむしね ・この作品は「ふたば系ゆっくりいじめ 790 ユクミン 前」の続きです。既読推奨です。 ・幸せなまま終わるゆっくりが沢山います。注意してください。 ・虐待や虐めはほとんどないです。気をつけてください。 ・一定の種類のゆっくりが著しく虐められています。れいむしね。 ・あと最後に、もう○クミン関係ないです。ごめんなさい。 あとまとめきれなかったせいですごく長いです。ごめんなさい。とにかくごめんなさい。 では、ゆっくりしていってもらえればいいなぁ! ~脱出計画十四日目~ 思えば随分と時が経ったように感じる。 れいむが大量に焼け死んだり、まりさが集団で滝壺に落ちたりしていた頃が随分昔に思えた。 まあ実際は十日かそこらほどしか経っていないのだが。 現在回収が終わった部品の数は20個。大体三分の二が回収されたことになる。 だか油断はできない。回収が進むにつれ、どんどん過酷で難解な場所に行かなければならない。 それはこれからも変わらず、おそらくこの先もどんどん難しくなっていくだろう。 が、今の私はそれほど心配していない。 あの頃と違って、私には心強い沢山の仲間がいるのだから。 さあ、今日来たのは拠点から見てちょうど星の裏側にある森の中。 反応はあれど、当の部品はまだまだ先。現在では陰も形も見えない。 そして目の前では巨大な岩が道を塞いでいた。 岩は優に私の身長の三倍はある。防護スーツで身が重い私では到底乗り越えられそうにない。 そして、だからと言ってどう足掻いても到底取り除くこともできない。・・・普通ならば。 「「「「「じゃおぉぉ~ん!!!」」」」」 だが、彼らがいれば心配する事もないだろう。 「じゃおっじゃおっ!」 「じゃおぉん。じゃおぉ~ん!」 「じゃおじゃお?じゃぉぉん!!」 緑の帽子に星型の飾りをつけたこのゆっくりは、めーりんというらしい。 らしい、というのも、そもそもこのめーりん。見てのとおり言葉が話せない。 他のゆっくりから名前は教えてもらったのだが、どうやら言葉が通じないというわけではなさそうだ。 むしろとても人懐っこく気がいい。助けを請うた所、快く私に協力してくれた。 そして、何よりの特徴として・・・やってくれ、めーりん! 「「「「「じゃ・・じゃ・・・じゃ・・・じゃおぉぉぉぉぉん!!!」」」」」 私の掛け声と共に一斉に十匹程度のめーりんが岩に近寄り、力を入れる。 するとなんという事か。あんなにも巨大な岩が持ち上がったではないか! 岩の下に潜り込んだめーりんたちは、力をあわせてゆっくりと岩を運び込んでいく。 そして 「「「「「じゃお・・じゃお・・・じゃおん!!!」」」」」 ドズンという重い音と共に、しばらく戻った所にある脇の溝に岩を転がした。 「「「「「じゃっ、じゃっ、じゃおぉぉぉん!!!」」」」」 一斉に勝ち鬨を上げるかのように、誇らしげに叫ぶめーりんたち。 そう、実はめーりんたち。ゆっくりの見た目からは想像できないほどの怪力の持ち主だったのだ。 最初に見たときは驚いたものだ。 なにせれいむなら数十匹は必要になるほど巨大な部品をわずか数匹であっさりと運んでしまうのだから。 その上ほとんど疲れることを知らず、不満げな素振りすら見せずにニコニコついてくる。 その代わり、臆病でのんびり屋なのが玉に傷だが・・・それを差し引いても余裕でお釣りが返ってくるだろう。 お疲れ様、と労いの言葉をかけると嬉しそうに笑うめーりんたち。可愛いものだ。 そして他のゆっくりたちとわいわい騒ぎながら更に先へと進む。 しばらくは一本道が続くようだ。早く先を―――「まっておにいさん!」っと。 先ほどから反応が無かったので放っておいたが、私の頭の上でまったりしていたゆっくりが突如声を上げた。 「そこまでよ、おにいさん!!ここをすすんじゃいけないわ!!」 このナイトキャップをかぶったゆっくりの名は、ぱちゅりー。 めーりんとの意思疎通に困っていたときに現れ色々と教えてくれた恩人(?)だ。 他にもこの星について、わからない事を沢山教えてくれた。 しかも私が困っていることを知るとそのまま手助けを申し出て、一緒に来てくれたのだ。 どうやら知識量と反比例するように身体は弱いらしく、普段では長時間跳ねることもままならない。 だから移動時は私の防護メットの上で身体を休めているのだ。 まあ私としても、別段邪魔にはならないので全くもってかまわないのだが。 しかし進んではいけないとはどういうことか。ここを通らねば・・・ 「あそこにおおきなおはなさんがあるでしょ?あれはゆっくりをたべちゃうおはなさんなのよ。 このままこのみちをとおると、たくさんのゆっくりがたべられちゃうわ!」 ぱちゅりーの視線を追ってみると、確かに毒々しい色の花・・・に見える食虫植物のようなものがあった。 危ない危ない・・・このまま行くと大損害を被るところだった。 しかし見た所、道はここしかないようだしどうしたものか。このままボーっとしてるわけにもいくまい。 「だいじょうぶよ。そこにくささんがたくさんはえてるところがあるでしょ? そこにみちがかくされてるんだとおもうわ。たぶんまちがいないとおもうの」 確かによく見ると、一部だけ不自然なほどに草が生い茂って密集している。 試しに掻き分けてみると・・・本当に道があった!すごいぞぱちゅりー!! 「むきゅん!このくささんはあのゆっくりできないおはなさんのいちぶなのよ! なにもしらないゆっくりをたべるために、あのおはなさんがよくつかうわななの。 ゆっくりにはわからないようにしてあるけど、おべんきょうしたぱちぇにはつうじないわ!!」 ぱちゅりーのおかげで一切の被害を出さず先に進めた私達は、とうとうシャーク号の部品を見つけた。 しかし、部品はかなり高めの絶壁のてっぺんに鎮座している。崖の高さは私の身長の十倍程度か。 ところどころに足場のような部分があるが私では到底届きそうもない。が、しかし・・・ 「ちぇんのでばんなんだね!わかるよー」 まあそれに関しても彼らがいれば心配ない。 「あれくらいのがけさんならちぇんたちがちからをあわせればらくしょうだよ。まかせてねー!」 猫のような耳と尻尾を生やしたこのゆっくりの名は、ちぇん。 見た目どおり、とても身軽ですばやいゆっくりだ。 彼らならば軽いので私もより遠くに投げ飛ばせるし、身軽なので着地も問題ない。 今回のような高い崖でも、中継地点さえあれば数を頼りに仲間を踏み台にして登ることができるのだ。 その代わりに頑丈さに欠けるのだが、そこはご愛嬌というものだろう。 「それじゃしばらくじかんがかかるけど、こればっかりはしかたないんだよ。わかってねー」 流石にこれだけの作業を簡単には終わらせられない。 しばらく必死に頑張るちぇん達に指示を出しながら見守っていると・・・ 「んほぉぉぉ!!!たくさんゆっくりがいるわぁぁぁ!!」 「よりどりみどりよぉぉぉ!!ありすいますぐすっきりーっしちゃいそう!!」 「「「「「れ、れ、れいぱーだぁぁぁぁ!!!」」」」」 金髪のカチューシャをつけたゆっくりが大量に茂みから出て来た。 体中を汁まみれにして、アゴのあたりにある突起を更に尖らせている。 ゆっくりを無差別に襲う、ゆっくりありすの亜種。“れいぱー”だ。 奴らが何をどうやって襲うのかは名前で大体察して欲しい。 「ゆわぁぁ!!たすけてぇぇぇ!!」 「すっきりーっされたくないよぉぉぉ!!」 一部のゆっくりが我を忘れて騒ぎ立て、逃げようとする。 が、その他のゆっくりは落ち着いたものだ。悲鳴すら上げない。 「れいぱーなんかに、みんなはぺにぺにいっぽんふれさせないみょん!!」 なぜならば、心強い用心棒がいるからだ。 「いまはちぇんたちもがんばってるみょん!ここはししゅするみょん!!」 「かずではこっちがかってるみょん!ふたりひとくみでかかるみょん!! だれかがれいぽぅされそうになったら、そのすきをついておそいかかってやるんだみょん!!」 れいぱーの前に勇ましく躍り出た、黒くて細いリボンをつけたゆっくり。 みょんという名の彼らは運搬などもそつなくこなすが、真の実力は戦いでこそ発揮される。 瞬時にその場に適した作戦を立て、統率された動きで鋭くとがった木の棒を武器に戦う、 義侠心に厚くて仲間を決して見捨てない漢気溢れるゆっくりだ。 「それじゃ、ひとりもとおしちゃいけないみょん!・・・とつげきーっだみょん!」 「「「「「ちーんぽ!!!」」」」」 ・・・問題があるとすれば、たまに出てくる卑猥な単語くらいだろうか。 まあ本人達は意識して言っているわけではないので、もう触れないことにしているが。 「うわぁぁ゛ぁ゛!やべでぇぇぇ!!」 「ずっぎりじないでぇぇ!や゛だああぁぁぁ゛ぁ゛!!!」 「んほぉぉぉ!!れいむがいれぐいじょうたいだわぁぁ!!すっきりー!!!」 「あんまりきもちよくないけどとかいはなありすならどんとこいよぉ!!すっきりー!!」 「がばがばないなかもののまむまむでもがまんしてあげるわぁ!すっきりー!!」 「「「「「やべでぇぇぇぇ!!!」」」」」 「くらうんだみょん!!」 「しゅーれんをつんでるみょんたちがれいぱーなんかにまけるとおもうなみょん!!」 「すっき、うぎっ!?いだいぃぃぃ゛ぃ゛!!あでぃずのべにべにがぁぁぁ!!」 「あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛!!あでぃずのどがいばなべにべにぢぎれぢゃっだぁぁぁ!!」 見る見るうちにレイパーの叫び声が多くなっていく。 仲間を庇いつつ的確に、獲物でれいぱーにとっての急所をズタズタにしているのだ。 以前、止めは刺さないのかと聞いてみたところ 「ゆっくりごろしはいけないんだみょん。 ちゃんとやりなおすちゃんすをあたえてやるんだみょん」 と言うことで被害が出ないように、罰として股間部だけを狙うらしい。ある意味一番惨い。 さて、こうしてはいられない。みょん達を手助けに行こう。 ゆっくり退治ならば私でも十分手伝える。ちぇんたちへの指示は頼んだぞ、ぱちゅりー。 「まかせて、おにいさん。いってらっしゃい!」 まあ別に気合を入れなくても、やる事といえば股間のアレを引き千切るだけなのだが・・・ ・ ・ ・ 「う・・うぅ゛・・・あでぃずのりっばなべにべに・・・」 「ぼうずっぎりでぎないわぁ・・・」 「べにべにがない゛いながものになっぢゃっだぁ・・・」 しばらくして、一匹残らず股間に穴が開いてしまったれいぱー達が泣きながら地面を転がっていた。 もう何度も見慣れた光景だ。以前は本当に大丈夫なのかと思ったが、みょんが言うには 「これくらいじゃしなないからそのうちたちなおるみょん。 ぺにぺにがなくなればふつうのゆっくりありすにもどるはずだみょん」との事。 まあそういうことなら、と割り切ることにした。正直私にはどうしようもないことではあるし。 そんなこんなでれいぱー退治が終わる頃には、ちぇんたちの作業も終わっていたようだ。 「おにいさん!ちゃんととってこれたよ!」 「じかんはかかったけど、これくらいちぇんたちならかんたんなんだよー」 シャーク号までの運搬はめーりんたちに任せて、一息ついたちぇんたちが 私の足元まで一斉に駆け寄ってきた。まだまだ元気なようで何よりだ。 「まだまだだいじょうぶなんだよ!わかってるよねー」 「ぱちゅりーのしじもとってもうごきやすくてよかったよ!またうでをあげたねー?」 「むきゅ、わかるの?いちおうおにいさんをみておべんきょうしてるんだけど」 一匹ずつ私に頭を撫でられながら、私の頭の上に戻ってきたぱちゅりーと楽しげに話していた。 おおむねいつも通りの光景だ。ちぇんたちは気持ち良さそうに喉(?)をゴロゴロ鳴らしている。 先にシャーク号へ部品を運んでいためーりんたちがもう帰ってきた。相変わらず仕事が速い。 こちらも一息ついたし今日はこれくらいにして、さあ帰ろうかとしたその時 「きょうもこれでおわりだね!たいへんだったよ!!」 「みんなもなかなかよくがんばったとおもうよ!まあれいむたちにはまけるけどね!!」 少し離れたところで、大声で話すゆっくりがいた。 私と共にいるゆっくりの中でも一番付き合いが長い、れいむたちだ。 少し離れた所にいるのは、れいぱー騒ぎの際に逃げたためだ。 先ほど言った“一部のゆっくり”は全てれいむ種のことである。 しかもその場にいておけばみょん達がきっちり守ってくれたというのに、 下手に逃げるから何匹かが犠牲になってしまっていた。その証拠に逃げなかった他のゆっくりは誰一人死んでいない。 「みんなごくろうだったね!!でももっとはやくすませようね!!」 「れいむたちがてつだえないからっていうのはわかるけどもうすこしがんばらないとね!!」 「かわいいれいむたちにはにんげんさんをゆっくりさせるしごとがあるからね!!」 「れいぱーのせいでれいむたちのなかまがすっきりーっされてしんじゃったよ!! みょんたちもがんばってくれないとこまるよ!!おわびとしてれいむたちをもっとゆっくりさせてね!!」 「「「「「ゆっゆっゆっゆっ!!!」」」」」 当の彼らはと言うと私達の冷たい視線も全く意に介さずに、好き放題言って体を揺らしていた。 しかし実際の所、彼らが言っていることはデタラメ以外の何物でもない。 ここに来て、私のれいむへの評価は『あまり役に立たない』から『全く役に立たない。むしろ邪魔』になっていた。 それならば何故ここにいるのかと言うと、 他のゆっくりを引っこ抜く際に、一緒に付いて来るから。 私とて、何もれいむが憎いわけではない。 死なせたくないなら、最初から引き抜かなければいい話だ。 その証拠にまりさ種の帽子が埋まっていた場合は無視しているので、まりさ種は今この場に一匹も居ない。 が、れいむは少し事情が違った。 集団を一気に引き抜く際に他のゆっくりの中に上手く紛れ込んで、必ず数匹ほどついてくるのだ。 いくら他の、いない集団を探せども探せども必ず紛れ込んでいる。これではまるでペナルティだ。 しかも 「おそいよくずめーりん!!ぴかぴかさんはこぶだけなのにどれだけかかってるの!!」 「まったくやくにたたないねくずめーりんは!!のろま!ぐず!!のんびりしてるとかばかなの?しぬの?」 「どうせあやまることもできないんだもんね!おぉおろかおろか!!」 「「「「「じゃ、じゃおぉぉん・・・・・・」」」」」 めーりんを目の敵にして、やたらといじめる。 どうやらめーりんが言葉を話せないことを理由に見下しているらしい。 いくら私や他のゆっくりが叱っても 「めーりんがぐずだからわるいんだよ!!」 「どぼじであんなくずかばうの!?かわいいれいむがかわいそうじゃないの!?」 などと言ってまったく反省しない有様だ。 言うまでもなく他のゆっくりはめーりんを差別などしない。 しかもめーりんは役立たずなどではない。むしろれいむの十倍は(腕力的に)役に立つ。 だがめーりんは気が弱いので、やたらとヘコんでその後の作業効率がガタ落ちしてしまう。 おまけに大所帯になってきた最近では号令の意味もよく理解せずに、勝手な行動を繰り返すのも珍しいことではない。 一方的な差別意識で協調の和を乱す。 雑音を振りまいて人の神経を逆なでする。 作業を一切手伝わずに自分の好き勝手に振舞う。 行進を乱すことで作業効率、活動時間を削る。 しかし絶対に別れようとせず、もし少しでも邪険に扱おうとすれば非難してくる。 ここまでくれば流石に、害悪と判断されるのも致し方ない事だろうと思ってしまう。 だがそれでも見捨てないのは、ひとえに最初の恩があるからだ。 この星に来て不安だった私を支えてくれたれいむ達。 今だって問題はあるが、あくまでもれいむ達自身には悪意はないのだ。・・・多分。 そして望む望まざるに関わらず、命を預かってしまった以上私には守る義務と責任がある。 なのでいとも簡単に、邪魔だからさようなら。などと言えるほど薄情にはなれないのだ。 ・・・とは言うが、最近は流石に度が過ぎている。 他のゆっくりからも苦情がちらほら出てきてるのだ。 流石にあからさまには表に出さないが、なんとなく全体の雰囲気から伝わってくる物がある。 このままではいけない。れいむに態度を正す気がないのなら、こちらも対策を考えなければ・・・ れいむ達をめーりん達から少し離しながら、私は深刻な問題として、考え込んでいた。 現在のゆっくり ちぇん、30匹。ぱちゅりー、1匹。みょん、30匹。めーりん、15匹。そして、れいむが20匹。 ~脱出計画20日目~ 「きょうはこれくらいだね。ちょっとつかれたよ~」 「みょんたちはもうすこしだいじょうぶそうだみょん」 「ぱちぇはこういうところ、くらくておちつくわ~」 あれからも回収は進み、とうとう残すところ、あと五つとなった。 今日は洞窟に来ている。 薄暗く足元に不安があったものの大した仕掛けや障害は無く、おおむね順調に調査、回収が終わった。 そして・・・ 「ぐずめーりんのせいでれいむがおみずさんにおっこちちゃったよ!」 「はやくしんじゃったれいむにあやまってね!!あやまれないならどれいになってね!!」 「じゃおぉぉん・・・・・」 れいむも相変わらずだ。今日もめーりんいじめに精を出している。 ちなみについ先程小さな池に落ちて死んでしまったのもめーりんに一切責任は無く、単なるれいむの不注意だ。 そりゃそこら辺を考え無しに跳ね回っていれば池にも落ちるだろう。 勿論自分から助けようとして死にに行く無謀なゆっくりはいない。 が、れいむ達はそうは思っていない。 むしろ最近は悪い事は全部めーりんのせいと思い始めている節がある。 本来ならば早く止めなければならないのだが 「おやめなさい。死んでしまったのはあのれいむのふちゅういでしょうに」 それは私の仕事ではなさそうだ。 「なに?さとりも「べつにだれかの味方というわけではありませんが、今回はれいむに非があります」ゆっ!?」 「どぼじで「むしろいわれもない罪でせめたてるあなたたちの方がよっぽどひどいと思いますが」ゆがあぁ゛ぁ゛!」 次々とれいむ達の言うことを先読みして、的確な意見を出すあのゆっくりは、さとりと言う。 目の様なアクセサリーをつけていて、死んだ魚のような目をしている彼女は礼儀正しく、そして少しばかり毒を吐く。 どうやら人、ゆっくりに関わらず心を読むことができるらしい、恐るべきゆっくりだ。 「めーりんたちも、もう心配はいりませんよ。え?いえいえ、おれいなどいりません」 「じゃおおん。じゃおぉぉん」 心を読むためにめーりんの言うこともわかるらしく、とても気に入られているようだ。 他のゆっくり達の心に隠された不安を取り除く、カウンセラーのようなことをやっている。 流暢に話せて頭もいいので、ぱちゅりーや私の話し相手にももってこいだ。 つい二日ほど前。倒れていたところを偶然発見して、救出したのが出会いだった。 話を聞いてみると、どうやら姉妹を探して各地を回っているそうな。 私達がこの星を飛び回っていることを知ると、連れていってくれと頼んできた。 理由は言わずもがな、姉妹の探索である。 こちらもまだ搭乗数に余裕はあるし、本人も何かしらの役には立つと言っているので迎えたのだ。 実際は上記のとおりに活躍してくれている。特にめーりんのことに関しては本当にありがたい。 余談ではあるが、“姉妹”と言う事は、ゆっくりにも性別があるのだろうか?と、ふと思った。 思えばれいぱーも性器のような物を持っていたし、それなら一括りに“彼ら”で纏めるのは失礼ではないのか? 以上の疑問をぱちゅりーにぶつけたところ、 「ゆっくりにそういうのはないわ。 あとすっきりーっにも、えっと・・・あかちゃん? とにかくそんなものきいたこともないわ。ゆっくりはあいさつされるとじめんからでてきて、 すっきりーっはきもちいいけどやりすぎるとしんじゃうもの。っていうことしかしらないの」 と言うことらしい。博識なぱちゅりーが知らないということは、本当に無いのだろう。 しかし、それなのに姉妹という概念はあるのは不自然だと思うが・・・まあ気にしないでおこう。 ともあれさとりは非常に抑止力、またはカウンセラーとして役立ってくれている。 ただ・・・ 「さとりはだまっててね!あとちかよらないでね!!!」 「こころをよむなんてきもちわるいよ!かわいいれいむのかんがえてることよまないでね!!」 「ろこつにちかよってくるなんていやらしいよ!くずめーりんとおにあいだね!!」 「どぼじでぞんなひどいごど言うんでずがああぁぁ゛ぁ゛!!?」 問題は、彼女自身が打たれ弱いことか。 淡々と毒を吐いたりするのでてっきり神経が図太いと思っていたが、 意外にさとりはガラスのハートの持ち主だった。 嫌味や遠まわしな悪口であればあるほど的確に倍返ししてくるのだが、 率直且つ単純な拒絶の言葉をぶつけられると簡単に傷ついてしまう。 よって語彙も遠慮もなく、ズケズケと自分の意見を通してくるれいむはさとりにとって天敵だったようだ。 「わだじだっでずぎでこころをよんでるわげじゃないでず・・・ も゛ういっぞあのこのように目をとじでじまいだい・・・・・・」 あぁ。またなにやら失意のあまりえらい事になりそうになっている。 止めなければ。ぱちゅりー!! 「わかってるわ!!えーっと、さとり!れいむのいうことをまにうけちゃだめよ!! ことばがたりないせいでああいうしかなかったの!わるぎはないのよ!!」 ああ。悪気がないのは本当だ。・・・だからなお悪いのだが。 最近思えてきたのだが、悪気もなくあそこまで自分勝手にボロクソ言えるのも一種の才能ではないだろうか。 羨ましいとは全く思わないが。 「・・・そうですね、ありがとうございます。もう少しがんばってみようとおもいます」 「むきゅん、それがいいわ。くじけちゃだめよ!!」 考えているうちに説得が完了したようだ。毎度の事ながらぱちゅりーも頑張るな。 「むきゅ~、さとりはかしこいからことばにきをつけないといけないの。・・・つかれるわ」 確かに大変だろう。説得役は私と交代でやっているのだが、だからこそぱちゅりーの苦労はわかる。 まあ、おかげでさとりも大丈夫だろう。それにしても・・・ 「さとりをやっつけてやったよ!やっぱりれいむがいちばんだね!!」 (なんでほかのゆっくりをいじめてよろこんでるの?わからないよ~・・・) 「いちばんゆっくりできるのはれいむなのになんでにんげんさんはやさしくしてくれないんだろうね!!」 (めーりんにはくずくずいってやさしくしないくせに、よくいうみょん・・・) 「きっとにんげんさんのめがふしあななんだよ!あんなよわいぱちゅりーといっしょにいるんだもん!!」 (ぱちぇはたしかにからだがよわいけどあなたたちとくらべても、そうちがいはないはずだわ・・・) ・・・どうしたものか。もう他のゆっくりも敵意を隠しきれていない。 れいむ達は鈍いから気付いていないが、このままではそう遠くないうちに不満が爆発する。 できればやりたくはなかったが、このまま和が壊れる前にれいむを捨てるしかないのか・・・ 頭を抱えて私はれいむをじっと見つめた。 「ゆっ?どうしたのにんげんさん。・・・れいむにみとれてるの?」 「やっとれいむのみりょくにきづいたんだね!!かわいくてごめんね!!!」 暢気なものだ。どういう扱いになるかもわからないのに、それも知らずにこんな事を本気で言っているのだから。 もはや救えないか。 仕方ないと、溜息をついて裁決を下そうとした瞬間、洞窟の奥から声が聞こえた。 「・・ぅー・・・」 声はどんどん大きくなっていき、やがて何者かの姿が見える。 「うっうー☆こっちからおおきなこえがしたどぉ~」 「う~♪あまあまがいっぱいあるどぉ~!!いただきま~すだどぉ~!!」 「えらびほうだいたべほうだいだどぉ!きっとかわいいれみぃへのごほうびねぇ~ん☆」 声の主は膨れた顔と体の・・・女の子!?馬鹿な!この星に、しかもこんな洞窟にどうして人間が!! なにやら少し、こう、ズレたセンスの帽子と服を着ていた。 計十人ほどいる女の子はゆっくり達を見ながら、笑いながら頭の悪そうな話し方で物騒なことを言っている。 これはどういう事なのか、ぱちゅりーに聞こうとすると・・・ぱちゅりーは震えて、固まっていた。 他のゆっくりも同じだ。あのみょんまでもが女の子を睨みつけたまま動かない。 そして「「「「「れ、れみりゃだぁぁぁ!!」」」」」れいむの一言が合図になった。 れいむは真っ先に逃げ、それに反応したようにれみりゃと呼ばれた女の子が一人襲い掛かった。 「ゆ、ゆっ!?やめてね!はなしてね!!あ゛っあ゛っ!あんごずわな・・い・・・で・・・」 そして逃げ惑うれいむの内、一匹に噛み付くと見る見るうちにれいむと中身を吸い尽くす。 「ぼ・・っど・・・ゆっぐ・・り・・・・・・」 「うー☆でりぃしゃすなんだどぉ!まだまだたりないからおなかいっぱいたべるんだどぉ!!」 ペラペラのカラカラになって、苦悶の表情を貼り付けたまま絶命するれいむ。 女の子はれいむのミイラを放り捨て、すぐに別のれいむを捕まえて、また躊躇なく中身を吸い始めた。 このままではれいむが全滅してしまうぞ! そうしてるうちに、女の子は手当たり次第にゆっくりを襲い始めた。 「うっう~♪はやくつかまるんだどぉ~」 「ちぇんはそうかんたんにつかまらないんだよ!あきらめてねー!!・・・に゛ゃ!!?」 ちぇんは必死に紙一重で逃げ回っている。が、そのうちに捕まり、中身を吸われ始めた。 「・・・れみりゃあいてじゃさくせんはむだだみょん! とにかくたくさんでおそいかかってだれかがつかまったらかまわずそのすきをつくんだみょん!!」 「「「「「ちーんぽ!!」」」」」 「うぅ゛~っ。いだいんだどぉ!なまいきなんだどぉ!! れみぃのすぴあ☆ざ☆ぐんぐにるをくらうんだどぉ!!」 「ぢ、ぢーんぼぉ!!」 「み゛ょん゛!!」 「さとりたちはさがってるみょん!!」 「大丈夫ですか!?」「じゃ、じゃお!?じゃおぉん!!」 みょんたちもさとりとめーりんたちを守りながら必死に応戦しているが、 女の子が持っている木の棒で払われて潰されていく。 そしてこっちにも一人、ゆっくりとやってきた。 ぱちゅりーも固まってる場合ではないぞ!一体あの子達はなんなんだ!! 「・・はっ!ごめんなさい、おにいさん!! あれはにんげんさんじゃないわ!ゆっくりよ!」 あれがゆっくり!?しかし体が・・・ 「れみりゃは“どうつき”のゆっくりなのよ! しかも“ほしょくしゅ”だから、なんとかしないとみんなたべられちゃうわ!!」 ほしゅくしゅ?・・・捕食種か!!よく見れば背中からコウモリの羽のような物が生えている。人間ではない様だ。 確かに、今の状況を見ていると他のゆっくりに比べて圧倒的だ。動きは遅いのに、手足があるだけでこうも違うのか。 今は数でなんとか押せているけど、そのうちどんどん不利になっていく。何とかせねば・・・しかしどうやって!? 「う~☆やっとあまあまたべれるどぉ♪いただきますだどぉ!」 「う゛ぎゅっ!?ぢ、ぢ、ぢーんぼぉ・・・!」 「みょん!・・・いまのうちにかかるみょん!みょんのぎせいをむだにするなみょん!」 「ぶぎぃっ!?いだいぃぃ!!でびぃのぷりちーなおかおがあ゛ぁぁ゛ぁ゛!!!」 「ぜーっ、ぜーっ・・・もう、うごけない・・・に゛ゃ!?」 「つかまえたどぉ♪れみぃのかりしゅまがあればこんなもんだどぉ☆」 「ちぇーん!!・・・ちぇんをはなすんだよ!わかってに゛ゃん!!」 「うるさいんだどぉ!かわいいれみぃにたべられるのをこーえーにおもうんだどぉ☆」 「に゛ゃ・・・に゛ゃ・・・わが・・・ら・・・な゛・・い・・・」 「「「「「ちぇぇぇーん!!!」」」」」 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ・・・がわいいでいぶ・・・ゆ・・っぐり・・・」 「ここはほかとちがってかんたんにたべられるんだどぉ♪ ・・・でもちょっとまじゅいんだどぉ」 「あ゛あ゛あ゛!!でいぶぅ!ゆっぐりじでよぉぉ!!!」 「や、やめてね!たべるなられいむを・・・ゆ゛あぁぁ゛ぁ゛!!やっばりやべでぇぇぇ!!!」 「うっう~☆うあ☆うあ☆」 やはり押されてきたか・・・! 「ぶぎゃ!?・・・どぼじで・・でびぃ・・が・・・・」 私の頭の上のぱちゅりーを狙った奴を潰して、予想どおりの展開に思わず舌打ちした。 奴らは私が相手なら、そうたいしたものでもない。が、ゆっくりが相手ではそれどころではない。 私がカバーに入っても、とても全部は無理だ。どうする?いっそ何も考えずに片っ端から・・・ 「「「「「じゃぉぉぉぉん!!じゃおおぉぉぉぉん!!!」」」」」 とうとうみょん達に守られていためーりんたちが泣き叫び始めた。 当たり前だ。元々臆病なめーりんたちがこの状況に耐え切れるわけがない。 だが、それが災いしたのか――― 「うぅ~?あそこにもないてるゆっくりがいるどぉ!あれならかんたんにたべれるどぉ!!」 「ほんとだどぉ!しゃしゅがれみぃはいいことかんがえつくんだどぉ!!てんさいなんだどぉ!!」 痺れを切らした二匹のれみりゃが、泣き声に気付いてめーりん達に一斉に群がった。 「「いっただっきまーすだどぉ!!」」 二匹は口を広げてめーりんに噛み付く。駄目だ、間に合わない! 「「「「うー!!ゆっくりしね!!!」」」」 「「うっう~?なんなん、ぶぼぉ!!?」」 しかし突如横から、というかどこからともなくやってきた赤い物体が、高速でれみりゃを弾き飛ばした。 「じゃお、じゃおぉぉん!!」 「めーりんをいじめるやつはどいつもこいつもみんなゆっくりしね!!」 謎の物体の正体は四人の、赤い服を着た金髪の女の子。 体型とかがれみりゃに似ているところを見ると、おそらくゆっくりだろう。 「「「「「ふ、ふりゃんだぁぁぁ!!」」」」」 「「「「「うわぁぁぁぁ!!ふらんだぁぁぁぁ!!!」」」」」 今度はれいむだけでなく、れみりゃまでが慌てて逃げ出した。 ふらんと呼ばれたゆっくりはれいむやちぇんたちには目もくれず、れみりゃにだけ襲い掛かる。 「ぶえぇぇぇ!!いだい!だずげでざぐやぁぁぁ!!」 「うー!!くらえ、れーばていん!!」 「でびぃはこーまかんのおじょーざまなんだどぉ!いうごどぎがないどざぐやが・・・ぶぎぃ!!」 「うるさい!ゆっくりせずにしね!!」 のそのそと逃げるれみりゃたちとは対象的に、ふらんたちは非常に俊敏だ。 いとも簡単に追いついて持っている木の棒で頭を刺したり、徹底的に顔を殴りつけて潰したりしている。 「ど、どういうことだみょん?なんでふらんが・・・」 「こんなみょんなことはみたこともないみょん!」 「とにかくたすけてくれるんだね!ありがたいよー!!」 「・・・あとでたべられたりしないよねー?」 「たすけてね!れいむはおいしくないよ!!」 一部を除いて、今の状況に困惑気味だ。どうやらこれは異常な光景らしい。 「じゃおん!じゃおおぉん!!」 「なるほど・・・少し前におともだちになったゆっくりだったんですね」 「むきゅ!?そういえばまえにといってもつよいおともだちがいるっていってたわね。 まさかふらんのことだっただなんておもわなかったわ」 どうやらあのふらんはめーりんの友達のようだ。ならば味方ということでかまわないのだろうか。 「たしかにふらんとめーりんはなかがいいこともあるらしいけど・・・」 今や戦況は一変していた。 あれだけ好き放題やっていたれみりゃは数で勝っているにもかかわらず、 戦う気も起こさずに逃げ回り、ふらんに狩られてどんどんその数を減らしてゆく。 「う゛・・・う゛っうぅ・・・なんででびぃがこんなべに・・・」 「だまってゆっくりしね!!」グシャ そうしてる内に、とうとう最後のれみりゃを潰し終えた。 私とみょんたちが潰した数を差し引いても、実に八匹ものれみりゃを片付けたことになる。 そして、れみりゃの死骸を蹴り飛ばしたふらんたちはこちらに向かって歩いてきた。 一瞬身を固くする、めーりん以外のゆっくりたち。 それもそのはず。ぱちゅりーが言うにはふらんも捕食種らしいのだ。 あの速さが相手となれば、脅威は先ほどのれみりゃの比ではない。一応気は引き締めておかないと・・・ 「じゃおおぉぉぉん!!」 「うー、だいじょうぶ?だれかゆっくりしちゃってない?」 「じゃおん!!」 が、一向にこちらを襲う素振りは見せない。どうやら大丈夫そうだが・・・? 「う~?これがめーりんのいってたにんげんさん?」 「ゆっくりもたくさんいる!ゆっくりし・・・なせちゃだめなんだよね」 「じゃお!?じゃおおぉぉん!!」 「うー。わかってる・・・めーりんのおともだちならふらんにとってもおともだちだもんね」 反応を見る限りこちらに対しても敵意はないようだ。 その事に少し安心すると、ふらんたちは一斉にこちらに振り向いた。 「めーりんがぶじでよかったね。ついでにほかのゆっくりも」 ・・・あぁ、ぱちゅりーではなく私に言っているのか。 いや、確かに助かった。しかし何故急にこんな所に? 「うー・・・ふらんたち、れみりゃいじめてあそんでたの。そういえばここどこだろ?」 「そしたらめーりんのゆっくりできないこえがきこえたからたすけにきたの」 なるほど。遊んでたら遠くまで・・・ と言うか、知らないところまで来てしまうほど熱中していたのか。 「それじゃそろそろかえろっか・・・うー、ここどこなの?」 「さあ?どこかわかんないけどきっとなんとかなるよ」 「うぅ~・・・・・・」 用は済んだとばかりに引き返そうとしたふらんたちだが、 一匹だけがめーりんたちを見たまま動かない。 「うー、どうしたの?」 「じゃお?」 「・・・・・・やっぱりふらん、めーりんたちについてく!!」 「「「うー!?なにいってるの!!?」」」 突然の提案に他のふらんは驚いている。 それはふらんだけではない、私達もだ。 「このままじゃしんぱいだよ!またれみりゃがきちゃうかも!!」 まあ確かにこれから先、奴らに遭う可能性は決して低くないだろうが。 「ふらんがひとりでもいればあいつらみんなにげてくよ!だから・・・」 言いたい事はわかる。しかしふらんは捕食種だ。 他のゆっくりがなんと言うか・・・めーりんはどうして欲しいのだろう。 「じゃぉ・・・じゃおぉぉん!!」 「他のゆっくりをいじめないならついてきてくれるとうれしい、だそうです」 当たり前というか、最低限の条件だな。ふらんは守れるのだろうか? 「うー・・・でもおなかすいちゃうし、ゆっくりたべないとふらんがしんじゃうよ!」 困ったものだ。まさか饅頭であるゆっくりにも、食欲がある者がいるとは・・・ 正直、私としては居てもらえると非常に助かる。しかし他のゆっくりを死なせるわけにもいかない。 生贄に捧げるようで気が進まないのだ。当然だろう。 頭を悩ませる私を不安げに見上げるめーりんたち。ふらんもじっと見つめている。 「むきゅ・・・どうしましょう、おにーさん」 「みかただとこころづよいけど、さすがに吸われちゃうのはゆっくりできないですね・・・」 「ちぇんもこのふらんはこわくないけど、しんじゃうのはやだよー」 「たたかいのなかでしぬことこそぶしのほんかいだみょん!そんなしにかたはいやだみょん!」 「う~、どうするの?ふらん。はやくきめてよ」 「うぅ~・・・・・・」 皆、ふらん自体が嫌なわけではないが、食われるのは御免のようだ。 「ふらんもれいむをゆっくりさせてくれるの?れいむはだいにんきだね!!」 「ついでにじゃまなくずめーりんたちもたべちゃってね!」 「さっさとしてね!ふらんだからってぐずはきらいだよ!!」 「ほしょくしゅもとりこにしちゃうれいむのみりょくはすごいね!」 「「「「「ゆっゆ~ん、かわいくてごめーんね!!!」」」」 ただ一種族を除いて。 れいむ達は、ふらんが敵ではない事を確認すると逃げ惑うことをパッタリとやめてしまった。 それどころか他のゆっくりのように自分のために働いてくれると思い込んでしまったようだ。 実際はまだ味方になったわけではないのに、のんきなものである。 味方どころかふらんは友達のめーりんを馬鹿にされたことでイラッとしているというのに。 「・・・ごはん、ねぇ」 「じゃまなゆっくり・・・だみょん」 「ゆっくりごろしはゆっくりできないけど・・・」 「・・・めーりんばかにしたな・・・!!」 いや、ふらんだけではない。他のゆっくりの目までが妖しく輝いている。まさか・・・ 「ええ、そのまさかでしょう。 “殺さなければいい”だそうですよ。・・・私もどういけんですが」 やっぱり。だめだ!れいむを生贄にするなんて・・・ 「じゃあほかにほうほうがあるのかみょん!?もうみょんはげんかいだみょん!」 私の制止の声を聴いて、みょんが怒りをあらわにした。ここまで怒ったところは見たことがない。 そしてそれに続いて堰を切ったように他のゆっくりも不満をぶちまけ始めた。 「そうだよ!なんでれいむだけいっつもなんにもしないのに、あんなにえらそうなの!?」 「めーりんやさとりをいじめてよろこぶなんてゆっくりできないよー!!」 「おうたかなにかしらないけどうるさくてしゅうちゅうできないみょん!!」 「じゃ・・・じゃお?じゃお?」 あまりの勢いに、唯一この場で悪意を持たないめーりんは混乱している。 「だいじょうぶよ。ちゃんとすいきらなきゃしなないわ」 「しばらくほうっておけばなおるよ。わかってねー」 「いままですきかってやってきたぶんのつけをはらうんだみょん。とうぜんだみょん」 いや、しかし殺さないからと言って・・・ 「どうするおつもりですか?もうみんなこれいじょうはがまんはできませんよ。 折角のふらんのもうしでをことわれるほどの余裕もありません。 それになによりもみんなが怒っているのは、あなたの事です」 私の・・・?どういうことだ。 「あいつのせいでおにいさんはちっともゆっくりできてないみょん!」 「ゆっくりさせるなんていいながらじゃまばっかりしてるよ!!わかれよー!!」 「いくらわるぎがなくても、おにいさんがもうそろそろげんかいだってことぐらいきづくべきだわ! それができないなら・・・せめてできるはんいでやくにたつべきよ」 なんという事だ。私の悩みは、みんなにバレていたのか。 「まああれだけれいむのほうを見ながらため息ばかりついてれば、だれだってわかりますよ」 自分ではそこそこ隠し事ができるほうだと思っていたのに・・・ 「それはもういいわ、おにいさん。それよりもれいむのことよ」 「おにいさんもあまり時間がないんでしょう?このさいぜいたくは言ってられないと思いますが」 確かにさとりの言う通りだ。これから更に困難になっていくと思われる以上、もう時間に余裕はない。 ・・・・・・本当に殺したりはしないんだな?食べても死なないんだな? 「うー。がまんするからたぶんだいじょうぶ・・・だとおもう」 「じゃお!?じゃ、じゃおぉん!!」 「やさしいのですね・・・でもいけませんよ、めーりん。もう決まったことなのです」 「・・・ほんとはだれもすきでこんなことはしたくないみょん」 「でもれいむのせいでゆっくりできないのはもういやなんだよ。わかってね・・・」 「じゃあ、ふらん。たべてもいいわよ。・・・ぜったいにぜんぶすっちゃだめだからね」 「うー、わかってる」 ついて来ると言ったふらん以外は、話がまとまると別れの言葉を残して去っていった。 そして早速、ふらんは離れた所で騒いでいるれいむ達の元にゆっくりと歩み寄る。 「ゆ?なんなの?ようがないならあっちいってね!」 「あんまりふらんがちかくにいるとゆっくりできないよ!どっかいっててね!」 「でもぐずのめーりんよりかわいいれいむのそばにいたいっていうきもちはよくわかるよ!」 「・・・まためーりんばかにした!」 れいむの言葉で、とうとうふらんの堪忍袋の緒が切れたようだ。 ふらんはれいむを一匹だけ持ち上げて 「ゆっ!?おそらをとんでる―――」 「ゆっくりいただきます!!!」 「―――ゆぎぇっ!!」 噛み付いた。 「「「「「で、で、でいぶぅぅぅぅ!!!」」」」」 「どぼじでいぎなりだべぢゃうのぉぉぉ!!?」 「ふらんはでいぶたちのどれいじゃなかったのぉぉぉ!!?」 「うわ゛ぁぁぁ゛ぁ゛!!!でいぶがぁぁぁ゛ぁ゛!!ゆっぐりじでぇぇぇ゛ぇ゛!!!」 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ・・・あ゛っやべでっ、ずわないっでっ!!」 「うー。うー。ごちそうさまでした。・・・あんまりおいしくなかった」 「じっんじゃうっ。でいっぶ、じっんじゃっう」 ふらんの食事が終わった頃には、れいむはげっそりした痛々しい姿になっていた。 「ゆぁぁぁ・・・どぼじででいぶが・・・」 「ごんなのゆっぐりでぎないよぉぉ!」 「にんげんざん、どういうごどなのぉ!!?なんででいぶだちをゆっぐりさせでぐれないのぉ!!?」 私に向かって、何故、どうして、と口々に訴えかけるれいむたち。 それに答える言葉を私は持ち合わせていない。せめて好きなだけ言わせてやろう・・・と思ったのだが。 「れいむがはたらかないからわるいんだよ」ボソッ 「・・・ちぇん?いまなんていったの?」 「れいむがなんにもしないからわるいんだよ!」 れいむたちの声に答えたのは、ちぇんの怒りの声だった。 それを皮切りにして、みょんたちも次々と今まで溜めていたものをれいむにぶつけ始める。 「いっつもへんなおうたばっかりうたってなんにもしなかったよ!!」 「それどころかおにいさんのいうこときかないし、なんでもほかのだれかのせいにするし!!」 「れ、れいむはにんげんさんをゆっくり」 「おにいさんはぜんぜんゆっくりできてなかったよ!そんなことにもきづかなかったの?ばかなの?しぬの!?」 「ちがうよ!れいむはほかのゆっくりよりも!」 「なんだみょん!?れいむがほかのゆっくりよりもすごいところといったら、 ほかのゆっくりのわるぐちいってゆっくりできなくすることだけだったみょん!!」 「おまけにどれだけおこってもじぶんはわるくないってぜんぜんはんせいしなかったみょん! そんなれいむのどこがゆっくりできるんだみょん?ゆっくりできるのはれいむたちだけだみょん!」 「めーりんのほうがよっぽどゆっくりできるみょん! きがよわいめーりんのやさしさにつけこんですきほうだいいうれいむよりはみょん!!」 「「「「「う・・・うぅ・・・」」」」」 全員から責められて何も言えなくなったれいむたちの前に、さとりとぱちゅりーが出てきた。 「かわいそうだとは思います。あなたたちには心から悪気がないことも私にはわかっています。 でも、あなたたちはやりすぎました。もう少しはやくきづくべきでした」 「はたらくきがないいじょうここでおわかれするか、なにかやくにたってもらうしかないわ。 ・・・いまのあなたたちにできることはふらんをゆっくりさせることだけよ。 ときどきなかみをすわれるいがいはなにもしなくていいの。それくらいはがまんしてちょうだい」 「い、いやだぁ・・・」 「ゆっぐりさせでよぉ・・・」 「でいぶたべられたくないよぉ。にんげんさん・・・」 無情に告げられたれいむ達は、今度は助けを求めるかのようにこちらを見た。 しかし、それに答えるための言葉も私は持ち合わせていなかった。思わずれいむたちから目を逸らす。 ・・・行こう。 「いつまたれみりゃがくるかわからないみょん。さっさとかえるみょん」 「ふらんもこれからよろしくねー!!」 「うー、よろしくね」 「じゃおぉん・・・」 「行きましょう、めーりん。もう決まったことですから」 「ごほっごほっ。ひさしぶりにたくさんはなしたからつかれちゃったわ」 れいむたちを放っておいて、私たちはシャーク号まで帰ることにした。 誰一人としてれいむたちがいる方には目を向けない。 そしてれいむたちはと言うと、しばらく静かに泣いていたが だれもかまってくれないことがわかると急いで後をついて来た。 本当にこれでよかったのだろうか・・・? 現在のゆっくり ちぇん、20匹。みょん、15匹。めーりん、15匹。ぱちゅりー、さとり、ふらん、1匹。ふらんのお弁当、4匹。 ~脱出計画25日目~ ようやく・・・ようやくここまで来た。 目の前には(だれが作ったのかは知らないが)何故か大きな橋と、その先には最後となる部品が転がっている。 とうとう最後となったこの地域にはそれこそこれまでとは比べ物にならないほどに苛酷な環境が待っていた。 尺の都合上詳細は省くことにするが、とにかくみんなの力を合わせてここまで来たのだ。 「これでさいごかみょん・・・」 流石に疲れた様子でみょんが呟く。 彼らに限らず、私も含めた皆が満身創痍だ。 巧妙な罠や仕掛け。そして相次ぐゲスゆっくりやれいぱーたちとの連戦で随分数も減ってしまった。 ここまで残ったのは、ほとんどが出会った当時からずっと一緒にいるゆっくりばかりだ。 経験がモノを言ったのだろうと思う。 「けほっ。あとは、はこぶだけね。めーりん。つかれてるでしょうけど・・・」 「じゃおぉぉぉん!!」 「ここまでみんなのおかげで休めたからだいじょうぶ、だそうです」 「がんばろうね、めーりん!」 「「「「「・・・・・・」」」」」 皆が楽しそうに話す中、れいむたちだけが少し離れたところで黙り込んでいる。 この前までの、あの騒ぎようが嘘のようだ。 れいむがふらんの食糧となってから数日間。 皮肉にも皆の言う通りにしてれいむが大人しくなってから、私達の作業効率は大幅に上がってしまった。 今までのように迂闊にめーりんたちを馬鹿にすれば、機嫌が悪くなったふらんに食べられる。 言うことをきかずに好き勝手すれば、作業が長引いた分だけ空腹になったふらんに食べられる。 他にも、生意気を言えば食べられる。目が合うと食べられる。おやつ代わりに食べられる。 暇潰しに食べられる。地面から出た瞬間に食べられる。とにかく食べられるなど、数え上げればきりがない。 しかも確かに死ぬまで吸われることはないのだが、基本的に吸われた後はほったらかしである。 元々他のゆっくりとは基礎能力に差がある上に、体力が風前の灯となったれいむが進行について来れるだろうか? そんなわけがない。吸われたれいむのほとんどが、体力が戻る前に息絶えてしまっていた。 いくられいむでも吸われる事が間接的な死因となってしまうことは流石に理解している。 よってふらんに目をつけられないように、自分に出来る限り空気を読むことにしたようだ。 私もできれば助けてやりたいのだが、それは他のゆっくりに止められてしまった。 あれから以来、れいむに対するみんなの風当たりがとても強くなっていたのだ。 “れいむはあれがお仕事。あれだけしかできないんだから気を使ってあげる必要はない。” “皆だってお仕事中に死んじゃうことがあるのに、なんでれいむだけ助けるの?” などと、そんなことまで言われてしまっては流石に手を貸すわけにはいかなかった。 だがそのおかげで効率がグンと上がり、ふらんの助けもあってとうとうここまで来ることができた。 目の前ではめーりんたちが懸命に部品を持ち上げている。 最後だけあってかなり大きいのだが、彼らならきっと問題ないだろう。 さあ、帰ろう。そして・・・ ・ ・ ・ 帰り道。ほとんどのゆっくりが運搬に数を割かれている中、残った数少ないゆっくりと私は話していた。 残ったゆっくりは皆、始めてその種族にあった当初からついてきてくれている数少ない生き残り。 言わば最古参とも言うべき存在である。 ゆっくりは引き抜いた直後にある程度情報をリンクさせるらしいので 皆それなりに私に友好的なのだが、やはりこうも付き合いが長いと特別というか、愛着が湧く。 右手に絶壁、左手に少し底が深めの溝がある道を通っていたところで、皆が唐突に口を開き始めた。 「よかったね、おにーさん!これでやっとゆっくりできるね!!」 「みょんたちもがんばったかいがあったみょん!」 「これまでいろいろあったわね。・・・でも、もうおしまいね」 「じゃぉん・・・」 ぱちゅりーの一言で、場の空気が沈む。 そう。これで最後ということは、後は私が脱出するだけ。そして彼らとは・・・ わかっていたことだが、やはり少し気分が落ち込む。想像以上に、私は彼らが気に入っていたらしい。 だが、こうして沈んでいても仕方ない。 幸いリミットまでにはまだ時間がある。一日くらい時間をとってゆっくりしてもいいだろう。 この星に来て、初めての休暇だ。せめて思いっきり楽しい時間を・・・ 「そこまでよ!!」 「ここでとまってね!!」 またか!今度はなんだ?考え事をするといつも邪魔が入る!少しは場の・・・でかいな、オィ。 「どすにむかってえらそうだよ!にんげんのくせに!!」 「さっさとはなしをききなさい!むきゃきゃきゃきゃ!!」 声のした方をみると、そこには二匹のゆっくりが目の前に立ち塞がって大声を出していた。 なんだか気持ち悪い笑い方のぱちゅりーと、とんでもなく大きいまりさだ。 まりさの帽子の上に、ぱちゅりーが乗っている。 ぱちゅりーの方は単にゲスっぽいで済ませられるのだが、まりさの方は・・・色々と規格外だ。 とにかくでかい。私の身長の約三倍はある。道を埋め尽くすほどの大きさだ。 それにしても何の用だろうか?生憎と、もう助けは必要ないのだが・・・ 「なにいってるの!なんでゆっくりをいじめるにんげんをたすけなきゃいけないの?」 「むきゃ!どすがにんげんのいいなりになるとおもったらおおまちがいよ!」 虐める・・・?どういう事だ。 「とぼけてもだめだよ!みんなにぴかぴかさんをはこばせたり、れいぱーとたたかわせたり、 ふらんにれいむをたべさせたりしてたでしょ!どすはぜんぶみてたんだよ!!」 ああ、そういうことか。れいむはともかく、他の子はみんな善意で・・・ 「だまってね!もうにんげんなんかにすきかってさせないよ!! どすがみんなをつれてくからね!それでとってもゆっくりしたむれをつくるからね!!」 怒っているのはわかるが、いまいち話の要領がつかめない。 連れて行く?群れ?なにがなんだかサッパリだ。 「むきゅ!まさかどすがいるなんておもわなかったわ! どすはゆっくりのむれのおさになるべきゆっくりなのよ。 ゆっくりをゆっくりさせるのがおしごとなんだって。ぱちぇもみたのははじめてだけど」 なるほど。リーダー種か。名前はドスまりさとでもしておこう。 しかし、これは調度よかったのではないか? 私がいなくなった後の引き取り手が見つかってよかったとも言える。 ぱちゅりーの言う通りならきっと悪いようにはしないだろうし・・・ まあ最後の部品を運び終わったら、引き取ってもらってもかまわない。 「なにいってるの?どすはいまほしいからいまからつれてくよ! ついでにそのぴかぴかさんもどすのたからものとしてもらっていくよ!!」 なんだと?それは困る! 「しらないよ!げすにんげんはかってにひとりでのたれじんでね! さあみんなそのぴかぴかさんもってついてきてね! そこのげすにんげんなんかよりもたくさんどすがゆっくりさせてあげるよ!」 ドスは自信満々に呼びかける。私の言葉など全く聞いていない。どうしたものか・・・ 「やったー!!どすがきてくれたよ!!」 「これでやっとゆっくりできるよ!!」 私が頭を捻っていると、一部のゆっくりが飛び出して、ドスの下へと駆け寄った。 ・・・れいむだ。 「よろしくね!どす!!れいむたちをゆっくりさせてね!!」 「やっとこれからゆっくりできるよ!!もうあんなところにいたくないよ!!」 「ゆゆ~ん♪やっぱりかわいいれいむがさいごにはかつんだね!!」 「・・・よろしくね。れいむ」 私の下にいたれいむが軒並みあちらに移ったようだ。 理由は聞かなくてもわかるが・・・ドスがあまり嬉しそうじゃないのは何故だろう。 「あのにんげんぜんぜんれいむたちにやさしくしてくれなかったよ!」 「せっかくゆっくりさせてあげたのにおれいもいわなかったよ!」 「ゆっくりさせてあげたんだからゆっくりさせてくれるのがあたりまえなのにね!」 「そうだね!おまけにふらんにかわいいれいむたちをたべさせるなんてさいてーのげすにんげんだよ!!」 次々と出てくるれいむたちの不満。まさかここまで恨まれていたとは・・・身に覚えがないのがほとんどだが。 それにしてもれいむがみんな行ってしまったという事は、 「さあ、ほかのゆっくりもみんなこっちにきてね!! どすがしあわせーっ!!にしてあげるよ!!さっさとこっちきてね!!」 他の皆も行ってしまうかもしれないという事だ。 ふと様子を見ると、皆はうつむいて考え込んでるようだった。 「そんなげすにんげんなんかほっといてはやくこっちきてね! むれをつくってどすがだいすきなゆっくりぷれいすにしようね!!」 ・・・正直、ここまで来て諦めきれないというのが本音だ。 しかし、もうここらへんで終わりかもしれないな。 ゆっくりの長と、偉そうに命令するだけの人間じゃ差は歴然だ。だれだって前者について行きたくなる。 「さっさとしてね!かんがえなくてもわかるでしょ? そんなえらそうなだけのやくたたずよりもどすのほうがえらいんだよ!!」 「むきゃ!しかもこっちにはそんなのうなしぱちゅりーじゃなくて このもりのけんじゃのぱちゅりーさまがいるのよ!こっちにきたほうがいいにきまってるわ!!」 ・・・奴らの言っていることは非常に腹が立つが、私にはどうしようもない。 あんなに大きなゆっくりを倒す方法も思いつかないし、せっかく彼らが平和に暮らせるチャンスを・・・ 「おことわりだよー」 ・・・なんだって? 「どすのところにはいかないよ!ちぇんたちはおにいさんといっしょにいるよ!」 「みょんたちもどすのところにはいかないみょん!ゆっくりぷれいすなんかいらないみょん!!」 「ぱちぇもやめておくわ。のうなしっていわれたのもきにいらないし」 「じゃおおぉぉん!!」 「行かない、だそうですよ。私もけっこうです。だって、あなたたち・・・」 「うー!めーりんたちがいかないならふらんもいかない!!」 私のそばにいるゆっくり達が、一斉にドスに向かってお断りの返事を言い始めた。 いや、そばにいる者だけではない。運搬中の者達も、荷物を下ろして一斉に騒いでいる。 「ど、どぼじでぇぇぇ!!?どずがゆっぐりさせであげるっていっでるのにぃぃぃ!!」 その通りだ。このままついて行けば仲良く、平穏に暮らせるというのに。 「それでもおことわりだみょん!」 「おにいさんのこともよくしらないのにわるくいうどすなんかといっしょにいきたくないみょん!!」 「どすなんかいなくてもちぇんたちはゆっくりできてるんだよ!わかるねー?」 「じゃぉぉぉん!!じゃおおぉぉぉん!!!」 「そうですね。めーりんのいうとおりです。 いきなり出てきてすきほうだい言っているあなたたちよりも、 私たちはおにいさんをえらびます。そもそもいじめられてなどいませんしね」 「つまりあなたたちよりもおにいさんといっしょにいたいのよ。 いっしょにいれるじかんがあとちょっとしかなくてもぱちぇたちはおにいさんといっしょにいるわ!」 まさかここまで慕われていたとは。不覚にも少し感動してしまった。 しかしそれではドスたちは・・・ 「ゆぐっぐぐぐぐ・・・・!!どういうことなのぱちゅりー! いってたこととぜんぜんちがうよ!!」 「むきゃ!?そ、そんなことないわ!!かしこいぱちぇのかんぺきなさくせんが・・・ぱちぇのせいじゃないわ!!」 「なにいってるの!ぜんぶぱちゅりーがいいだしたんでしょ!? どすがでてきてにんげんさんをばかにすればみんなあきれてついてくるっていったじゃない!! にんげんさんがそだてたゆうしゅうなゆっくりでどすのかんっぺきっなむれをつくろうとしたのにぃ・・・」 なるほど、そういうことか・・・ それにしても随分と勝手にペラペラとばらすものだ。これでは語るに落ちるとも言えない。 「・・・まあそういうことです。あのドスたち、ずっとそのことばかり考えてましたよ」 しかもモロバレだったらしい。そりゃついて行かないか。 「いえ。それはあくまでも私だからわかったことです。 みんなは本当に心からドスよりもあなたをえらんだのですよ。にんきものですね。 ああ。もちろん私だってしらなくてもあなたをえらんでましたので。かんちがいしないでくださいね?」 そう言われるとどうにもむず痒くなる。だが、悪い気はしない。 「ど、どうしたの?どす。ゆっくりできてないよ?」 「あんなゆっくりがいなくてもかわいいれいむたちがいるよ!!しんぱいしないでね!!」 「ぐぞぉぉぉ!!こんなやくたたずでもなにかのやくにたつとおもったのにぃぃぃ!! おまえたちなんかいらないよ!ドスがほしいのはゆーのーなゆっくりだよ!!さっさとどっかいってね!」 「「「「「ゆがーん!!!」」」」」 れいむはおまけ扱いか。流石にここまで来ると可哀想だな・・・ それにしても、結局奴らはどうするのだろう。 あそこを退いてもらわないと帰るに帰れないのだが。 「う゛う゛う゛う゛・・・もうゆるさないよ! こんなどすのすごさがわからないゆっくりなんていらないよ!! にんげんといっしょにどすすぱーくでころしてやる!!」 「むきゃ!!やっちゃえ、どす!ぱちぇのおもいどおりにならないゆっくりなんていらないわ!!」 「いくよ!むーしゃむーしゃ・・・」 とうとうドスが逆上した。言ってる事はまるで子供の我侭だが、あのサイズでは暢気にしていられない。 そしてドスが何かを食べるような動作をすると、徐々にドスの口内が光りだす。なんだ、あれは! 「むきゅっ!?いけないわ。あれはどすすぱーくよ!!」 どすすぱーく!?・・・なにやらまずそうな雰囲気がプンプンするが、やっぱり危険なのか? 「とってもあついひかりをだす、どすのゆっさつわざよ! おおきないわもこわせるくらいにすごいの!こんなせまいみちじゃにげられないわ!」 熱光線!?そんな馬鹿な!!熱光線が出せる生物なんか・・・いや、もう気にするのはやめよう。それこそ今更だ。 それよりもどうする。ぱちゅりーの言うことを信じるならば、到底防ぎきれる物ではない。 当然逃げ場もないし、このままでは全滅してしまう。 右の崖はとても登れそうにない。左の溝は・・・駄目だ、深すぎる。一度入ると這い上がる方法がない。 しかも溝の底には、少しだけだが水が流れている。それだけでも時間がかかればゆっくりにとっては致命的になる。 ふらん!ドスを何とかできないか! 「うー・・・たぶんむり。かてないわけじゃないけどじかんかかる」 ですよね!なら説得は・・・ 「ほうふぐうへるひょ!ひんあひはごおひはよ!!ひゅっひゅっひゅっひゅ!!!」 「むきゃきゃきゃきゃ!!おばかなぱちゅりーといっしょにゆっくりできなくなっちゃいなさい!!」 ああ、なんだか駄目っぽい。口が開いて何を言っているのかは解らないが、絶対ろくな事じゃない。 ならこの際部品を盾に・・・だめだ。とても全員は隠れられない! まったくいい案が思いつかない。この星に来てからずっとこうだ! 「やべでぇぇぇ!でいぶなんにもしでないよぉぉぉ!!」 「どすはゆっくりさせてくれるんじゃなかったの!?しにたくないぃぃぃ!!」 「たすけてね!!たすけてよぉ!!にんげんさんでもいいからかわいいでいぶをたすけてぇぇぇ!!」 そうしてるうちにどんどん光は強くなっていく。 「ひふひょ!ほふふはーく!!!」 くそっ、こうなったら一か八か溝に飛び込んで――― 「そんなことしちゃだめだよ!!ゆっくりやめてね!!」 「ぎゅっ!!?」 『ボン!!!!』 「むぎゃっ!!」 全員に飛び込むように告げるために振り返った矢先に、ドスの方から巨大な爆発音が聞こえた。 「ゆ゛っ・・・ぎゅ・・・どぼ・・じ・・・でぇ・・・」 「な゛に゛が・・・がじごいばぢぇ・・・ゆっ・・ぐり・・・」 何事かと見てみると、ドスは口の中が爆発したようにえぐれて片目が飛び出ている。 頭上のゲスぱちゅりーも何かに潰されたようにへこんで、クリームを吐いていた。何が起きたのだ? 「あ゛っあ゛っ・・・おぢるぅぅぅ!!」 「むぎゃあ゛っ!!?」 そしてバランスを崩して溝に落ちた。あ、ついでにぱちゅりーが下敷きになって死んだ。 ・・・よく分からないが、これは助かったのか。 状況がつかめないのでイマイチ実感が湧かない。一体あれからどうやって? 「おねえちゃーん!!」 「こいし・・・こんなところにいたんですね!」 急に聞き覚えが無い声が聞こえたのでそちらに向くと、 見知らぬゆっくりがさとりと体をくっつけている所だった。いつの間に!? ・・・よく見ると身に着けているものや雰囲気がどことなくさとりに似ているが、まさか・・・ 「はい。この子がさがしていた、いもうとのこいしです」 「おにーさん!あぶないところだったね!!」 彼女が例の・・・さとりと比べると随分快活な印象を受けるな。 ん?今の物言いだとまるで君が助けてくれたように聞こえるのだが・・・ 「そうだよ!かべのうえからあのあやしいどすをみてたんだけど、 おねえちゃんがあぶないところだったから、かべからとびおりてどすのあたまにぶつかったの!」 なんとも危ない真似をするものだ。一歩間違えれば地面に激突して死んでいたというのに。 しかしこれで合点がいった。ドスは頭からぶつかられた拍子に口を閉じてしまったんだな。 後は発射口を塞がれたまま暴発して・・・あの様というわけだ。ぱちゅりーはその余波を食らったのだろう。 「こいしは“むいしき”でうごけるからほかのゆっくりにもみつからないんだよ! これからのじだいは“すてるすこいし”だね!!・・・ね?」 無意識で、か・・・まるで武道の達人のようだ。いや、時代かどうかは聞かれても困るが。 「だ・・・だずげ・・・で・・・」 おお、忘れていた。どうやらまだ溝に落ちたドスが生きていたようだ。 「ごべんなざい・・・ばでぃざがわるがっだでず・・・だがら・・だずげで・・・」 うーむ。・・・済まない、無理だ。 「ど・・・どぼ・・じ・・・で・・・」 私達でも引き上げる方法がないと言っているのに、君のような巨体を引き上げる方法などあるはずがない。 それに、流石に殺そうとしてきた相手を助けようとするほど私はお人好しではないのだ。 時が経てば、そのうち水で溶けて死ぬことができるだろう。 まあそれが何日、何ヶ月かかるかは解らないが・・・頑張ってくれ。 「ぞんな・・たすげで・・・いかないでぇ・・・やだ・・・やだぁ・・・・・・」 さあみんな。随分遅くなったけど、シャーク号へ帰ろう。 「どうなることかとおもったけど、みんなぶじでよかったみょん!」 「もうひとがんばりだよ!がんばろうねー!!」 「じゃおぉぉぉん!!」 「うー♪ふらんもてつだう!!」 「むっきゅん・・・ごめんなさい。すこしやすませてもらってもいいかしら?」 「ねえ、おにーさん。こいしもいっていい?」 ああ、もちろんだ。なんと言っても命の恩人だからな! 「やったー!!これでおねえちゃんといっしょにいられるよ!!」 「そうね。・・・どこをむいしきでふらふらしていたのか、ちゃんときかせてもらうわね」 「お、おねえちゃん、こわい・・・」 みんな思い思いに帰ってゆく。もちろん部品は忘れない。 これで本当に終わりなんだな・・・ 「に・・・にんげんさん?」 「れいむたちを・・・わすれないでね?」 そんなとき、れいむたちが恐る恐る話しかけてきた。まだいたのか。 「しょうがないねえ、にんげんさんは・・・」 「ひどいよにんげんさん。れいむをわすれるなんて・・・ふひっ」 れいむたちは仲間にしてほしそうにこちらを見ている。 「にんげんさん。まさかれいむをおいていったりしないよね?」 「かわいいれいむをゆるしてね・・・ごめーんね?」 「すてるわけないよね?つれていってくれるよね?」 なかまにしますか? お断りします! あれだけの事を言ったのだ。当然戻ってこれるわけがない。 今回は流石に私も見過ごせないし、もし私が許しても他の者達が絶対に許さないだろう。 「ぞんなぁ・・・だずげでよぉ・・・」 「こんなところにいちゃゆっくりできないよぉ・・・」 確かにここには草木が一本も生えておらず、すべてが岩肌で殺風景な事この上ない。 こんな所では、基礎能力が底辺のれいむたちではまともに生きていけないだろう。 まあしかし、あそこで罵詈雑言を言ったのが運の尽きだ。 このまま戻って他のゆっくりにフクロにされるか、ここで頑張って生きるかの違いなんだから耐えなさい。 「やだ・・・ゆっくりさせてよぉ・・・」 「おねがいします!れいむがわるかったです!あやまりますから・・・だからぁ・・・」 その言葉を、もっと早くに聞きたかったよ。 ずっと謝り続けるれいむたちに背を向けて、私はみんなの後を追いかけた。 ・・・さよなら、れいむ。 「「「「「い゛やだぁぁ゛ぁ゛ぁ゛!ゆっぐりざぜでよぉぉ゛ぉ゛!!!」」」」」 もう、私は振り返らなかった。 現在のゆっくり もう書く必要はない! ~脱出決行。別れの日~ とうとうこの日がやってきた。 私はいつものように防護スーツに身を包み、皆は見送る為にシャーク号の前に集まっている。 「おわかれだね、にんげんさん。わかりたくないよー・・・」 「いろいろとしゅぎょうになったみょん。ゆんせいいっしょうわすれないみょん!」 「じゃぉぉぉん・・・」 「うー、ないちゃだめっていったでしょ?」 「おにいさんのおかげでこいしも見つかりました。ほんとうにありがとうございます」 「もうどこにもいったりしないからだいじょうぶだよ!おにいさんも・・・またあおうね!」 「むきゅ~。でもおにいさん。ほんとうにぱちぇたちここにすんでいいのかしら?」 そう。ぱちゅりーが言う通り、彼らにかつて拠点であった場所である、ここに住むように私が勧めたのだ。 ここにはれみりゃやれいぱーどころかゆっくり自体がいない。よって敵となる者がいない。 彼らの繁殖方法がなんなのかは知らないけれど、思うがまま繁栄できるはずだ。 そしてふらんの食事なのだが、ここには沢山の果実がなっている事に気付いた。 色々と調べてみると、どうやら様々な果物が季節ごとに生るようだ。 ふらんが言うには、別にゆっくりじゃなくても甘いものなら何でもいいとの事なので、 これは使えないか?と思い提案した。 幸いふらんも気に入ったようだ。これでもうゆっくりを襲う事はないだろう。 仲間に会えなくてもめーりんや他のゆっくりがいるから寂しくもないらしい。 気候も落ち着いているし、近くに洞穴があるので多少雨が降っても大丈夫だ。 まさに“ゆっくりプレイス”だと言えよう。 最後にほんの少しだけど、恩返しができて本当に良かった。 ・・・さて、本当にもう行かないとな。 「おにいさん!たいへんだったけどたのしかったよ!!」 「みょんたちなかよく、げんきでやっていくみょん!しんぱいしないでみょん!!」 「じゃぉぉぉん!!じゃおぉぉぉぉん!!!」 「おともだちたくさんできて、ふらんとってもうれしかった。ありがとう!・・・うぅ~」 「私も、すこしじぶんがすきになれそうです!おせわになりました!」 「こいしはみじかいあいだだったけど、とってもゆっくりできたよ!ありがとね!!」 「おにいさん、ずいぶんあたまがかるくなったでしょ?・・・またのせてね!さようなら!!」 「「「「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」」」」 皆が口々に別れの言葉を告げてゆく。 が、しかし。これが今生の別れではない。 また会おうと思えばいつだって来れるのだ。・・・この防護スーツを纏って。 だから、きっと彼らにはこう言うべきなのだろう。 また会おう、と。 ~脱出後。シャーク号船内~ さて。救命信号も発信したし、最悪自力でも近くの補給コロニーまで行ける。もう心配する事はない。 帰ったらこの命がけの、それでいて不思議な冒険を話にまとめよう。 そして・・・まあ信頼できる近しい人間にくらいは見せてもいいだろうか。 だが彼らがいた星の場所に関しては、黙っていようと思う。 あそこは無闇に人が立ち入るような場所ではないように思えたからだ。 人々が彼らの存在を知る事で、邪な余計な考えを持つ者が訪れる必要はない。 彼らが望む事は、ただ自分と誰かが仲良く一緒にゆっくりする事だけなんだから。 私がいなくなった約一ヶ月間、随分世間を騒がせたのだと思う。 きっと帰ってから色々と忙しくなる。 だからせめて、彼らが別れ際に言ったとおりに今だけは思う存分ゆっくり休む事にしよう。 私はシートに身を預けて、この一ヶ月で何度も口にしたあの言葉を思い浮かべて目を閉じる。 ゆっくりしていってね、か・・・ なかなかいい言葉じゃないか。 ・あとがき ようやく書き終わりました。 かなりズルズル長引くし、正直放り出したくなった問題作です。 こうやって形にしてもなんだか気に入らないし、正直言って前編あげてなきゃお蔵入りだったでしょう。 それでも一応形にはしてみたので、読んで下さった方の時間が無駄にならない程度には・・・と思いたいです。 ちなみに、最近気づいた事ですが、私は通常種が嫌いなのではありませんでした。 れいむとまりさが嫌いなのです。あとレイパー。 なので今までもこれからも、とことん奴らを重点的に虐めていこうと改めて思いました。 最初はみんな好きだったのに、どこでこうなったんだろう・・・ では、ここまで長い間お付き合い頂いた方々。本当にありがとうございました。 また他の作品で!! 小五ロリあき ・過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 412 僕と『あの子』とゴミ饅頭と ふたば系ゆっくりいじめ 446 俺とゲスと自業自得な餡子脳 ふたば系ゆっくりいじめ 460 弱虫まりさとほんとの勇気 ふたば系ゆっくりいじめ 484 ドスと理想と長の資格 前 ふたば系ゆっくりいじめ 494 ドスと理想と長の資格 後 ふたば系ゆっくりいじめ 514 僕とさくやとおぜうさま ふたば系ゆっくりいじめ 548 てんことれいむとフィーバーナイト 前編 ふたば系ゆっくりいじめ 559 てんことれいむとフィーバーナイト 後編 ふたば系ゆっくりいじめ 583 ゆっくりしたけりゃ余所へ行け ふたば系ゆっくりいじめ 599 はじめてのくじょ~少女奮闘中~ ふたば系ゆっくりいじめ 615 お兄さんは静かに暮らしたい ふたば系ゆっくりいじめ 659 よくあるお話 ふたば系ゆっくりいじめ 674 かわいいゆっくりが欲しいなら ふたば系ゆっくりいじめ 701 おうちは誰の物? ふたば系ゆっくりいじめ 789 ゆめみるれいむときゃっしゅさん ふたば系ゆっくりいじめ 790 ユクミン 前 小五ロリあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る れいむは囮です それだけしか取り柄は無い -- 2014-08-23 02 47 36 さとりとこいしかわいいよー。わかれよー。 -- 2014-08-11 20 44 33 ユクミン 続編お願いします -- 2013-08-12 00 25 35 とてもゆっくりできました。 続編書いてくれたら嬉しいなぁ・・・(チラッ) あとれいむざまぁwww -- 2013-04-03 04 04 59 ↓くいーんちゃっぴーやくはくいーんありすだねー、わかるよー -- 2012-10-01 19 27 14 ↓3 わかるよー くいーんちゃっぴーとかあめぼうずにぎゃくさつされるゆっくりがみたいんだねー -- 2012-08-24 00 36 33 このSSでここまで主人公とシンクロして読んだ作品は始めて。 そもそも自分こう言う話に弱いしw -- 2012-08-18 14 06 00 すばらしい!!!物凄くゆっくりできたよ!! 確かに主人公がほぼ傍観に徹してたのは少しもどかしかったかもしれません。 でも、それをさっ引いても凄くゆっくりできたよ!! -- 2012-03-19 12 52 51 ユクミン2編希望! -- 2011-11-03 12 06 56 ドスもゲスぱちぇもザマァ!wwww -- 2011-10-23 20 38 02 面白い! おにいさんとゆっくり達の友情に感動した。そしてれいむ達とドゲスともりけんざまぁww -- 2011-08-23 07 23 40 面白いなー 俺もやってみたいと思った -- 2011-06-09 13 07 20 やりたいなーこれ。 おにいさんはれいむどもの扱いに苦労してたけど、ゲームだったらむしろ進んで殺しまくりたい。れいむの集団を水に投げ込みまくったり、夜に置き去りにして現地生物に無残に殺されるところが見たい。 -- 2011-02-18 13 16 39 ユクミン2はまだですか? -- 2011-02-18 11 12 07 ↓×5 だってれみりゃとか頭悪すぎて説得理解できねえし、仲間になったとしてもわがままだし馬鹿すぎて味方食うだろうし、れいむ共と同じくクソ邪魔な汚物にしかなりえんよ。 れみりゃは可愛くないし冷遇して当然。と思うよ。 -- 2011-02-09 17 48 26 面白かった!! -- 2011-01-07 19 02 36 良い話だなー! オ●マーと、ゆっくり達(一部を除き)の友情に乾杯! -- 2010-11-14 20 11 28 好きだね -- 2010-10-16 22 09 54 葛藤して、変わって行く、捨てられない主人公がとても良かった。 ゆっくりで心温まる「対等の異種間の交流」が読めると思わなかったよ! ゆっくりに頼りきりの探索行なのに、不安が払拭されて行くのが面白かった。 -- 2010-10-06 20 01 53 主人公があくまで指揮者・傍観者に徹しているのがもどかしかったです。 だが元ネタがアレなので仕方ないのは分かるがむずむずしたよ。でもそれぞれの能力を活かした面白い作品でした。 ……しかし………… れみりゃの扱いがヒドイじゃないか!!! 胴付きれみりゃ10体登場のときは「おぜうさまも仲間に?ヤッター!!!」とか思ったのに、ふらん無双!? ぐがああああああ!!!可愛いれみりゃになんてことするんだ!おぜうさまは優遇して当然でしょうが! 何故れみりゃの扱いがデブ饅頭やゲロ袋と同じなんだよ!!!信じられん!狂気の沙汰だ! れみりゃ虐殺はこのSSの魅力を大きく損ねている!!! -- 2010-08-13 03 52 59
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「ふたば系ゆっくりいじめ 963 ト●/コメントログ」 ビクトリームwww -- 2011-09-14 00 52 20 ビクトリームwww あのVが二つ重なったようなやつは結構気に入ってた -- 2011-09-19 17 13 08 すっきりしてる時にまりさがグレイ・フォックスみたいになったんだが?「もっとっもっとまりさにいきるじっかんを・・・くれぇなのぜっ!!」って! -- 2012-01-10 00 20 06 ベリーメロン♪ -- 2012-01-29 12 53 14 ちんこ -- 2021-05-25 23 34 52
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れいむに関する三つの間違い 16KB 虐待-普通 考証 小ネタ 現代 独自設定 れいむメインの短編集 by触発あき ※独自設定垂れ流し ※最近の短編が投稿される流れに触発されて書きました 間違いをテーマにした三つの短編集 ・「かわいくってごめんね!」の間違い ・「れいむだっていきてるんだよ!」の間違い ・「れいむはこそだてじょうずなんだよ!」の間違い ・「かわいくってごめんね!」の間違い 「かわいくってごめんね!」 身をくねらせ、ぱちりとウインクし、そのゆっくりれいむは決め台詞を放った。 決まった。最高だ。れいむは自分のかわいさに酔いしれ、うれしーしーが漏れ出しそうな 思いだった。と、れいむは思っているが、実際のところ本当にしーしーがだだ漏れだった。 だが、れいむにとってそれも無理はないことだ。なにしろれいむはとってもとってもかわ いそうゆっくりなのである。 ツガイにしてあげたまりさはれいむが満足できるほどあまあまを集めることもできない無 能ゆっくりだった。 おちびちゃんができて数日。ある朝のこと、まりさは動かなくなっていた。しなびてやせ て、無能なまりさは本当に使いものにならなくなってしまった。仕方ないから食べてあげ たが、「それなりー」な味だった。最後まで使えないまりさだった。 しんぐるまざーになってしまったれいむは、おちびちゃんたちを立派に育てることにした。 すごくすごくがんばった。 ところが再び、健気なれいむを不幸が襲った。最愛のおちびちゃんたちが、なんとゲスに なってしまったのだ。一生懸命子育てしている親の鑑であるれいむに向かって、ゲスなわ がままを言いたい放題。なんということだろう。れいむは泣きながらおちびちゃんたちを 「せいっさい」した。それがしんぐるまざーのれいむがおちびちゃんに捧げる、最後の愛 情だった。 れいむはひとりぼっちになってしまった。 誰かが助けるべきなのだ。そうじゃなくちゃおかしい。だってれいむはこんなにかわいそ うだ。 だから朝から人通りのある道にでて、自分がいかにかわいそうであるかを切々と語った。 通りを行く人間たちは誰も彼もゆっくりしてなくて、その上バカだかられいむの声に足を 止めもしなかった。 だが、ついにれいむの奴隷となるべき人間が現れた。立ち止まり、れいむの言葉に耳を傾 ける男がいたのだ。 れいむは今までのつらく悲しいゆん生を語った。そして最後に、過去最高の「かわいくて ごめんね!」を決めた。 完璧だ。バカで愚かな人間も、これならイチコロ間違いなし。これでれいむが飼いゆっく りになることは確定的に明らかになったのだ。 これから思う存分あまあまを食べてあったかいおうちで人間を奴隷にしていつまでも限り なくゆっくりと暮らすのだ。 れいむはしーしーだけでなく、口元からよだれまで垂らし始めた。まさに餡子脳内はヘブ ン状態だった。 だから、 「誠意が足りない」 男のゆっくりできない言葉を理解することができなかった。 「ゆ?」 「謝っているってのに誠意が全然足りない。それじゃああまあまはやれないな」 「なにいってるのおおおお!? れいむはかわいそうなんだよおおお! やさしくしなく ちゃいけないんだよおおお!」 「お前に限らず、ゆっくりの頭がかわいそうなのはよく知ってる。それはそれとして、謝 るならきちんとやれ。誠意のない謝罪は不愉快なだけだ」 れいむは憤慨した。このバカな人間はなにを言っているのか。難しい言葉を使っていてよ くわからないが、れいむのゆん生最高の「かわいくてごめんね!」にけちをつけているら しい。 なんと愚かな。でも、れいむは慈愛に満ちたゆっくりだ。バカでもわかるように、もう一 回やってやろう。そうすれば人間はもうメロメロになるに違いないのだ。 「かわいくってごめんねっ!」 「あー、全然だめ」 れいむの餡子脳は怒りのあまり沸騰しそうになった。 なんだ、なんだ、なんだ! このゆっくりしていない人間は! れいむは意地でも認めさせてやりたくなった。 「かわいくってごめんねえええええ!」 「だめだめ、声でかくしてるだけじゃん」 「かわいくってごめんねぇぇ……」 「今度は小さすぎ。極端過ぎなんだよ、ばーか」 「か、かかか! かわいくってごめんねえええ!」 「笑顔が歪んでるぞ。やる気あるのかお前?」 れいむはゆふーっ、と大きく息を吐いた。だめだ。ゆっくりしなくてはだめだ。ゆっくり すればいつだってうまくいく。無能なまりさを食べることにしたときも、おちびちゃんた ちをせいっさいしたときも、悲しいことはみんなこうして乗り越えてきたんだ。 大丈夫。だって、絶対、れいむはかわいいんだから。 気を落ち着けた、笑顔を取り戻した。そして、自慢のあんよでくるりとターン。一回転し たところであんよをぴたっと止めて、のーびのびして決めポーズ。パチリとウインク。そ して、 「かわいくって、ごめんねっ!」 言った。まぎれもなくゆっくり史上最強最後の「かわいくってごめんね!」だ。 これでお兄さんは絶対メロメロの腰砕けになるはずだ。そうに違いないそうに決まってる それ以外ありえない!。 「かわいくねーなー」 「かわいくなくてごめんねっ!」 おにいさんのぽつりと漏らした一言に、れいむは反射的に言い返していた。 ……ゆ? ゆゆ? れいむいま、なんていったの? 何か致命的な間違いを犯したように思えて、れいむは混乱した。 だが、れいむにその混乱を収める暇はなかった。 「そうそう! よく言った! えらい!」 今まで仏頂面だったおにいさんが破顔一笑、がしがしと頭をなでてくれる。その感触はと てもゆっくりできるものだ。それなのに、なぜだか全然ゆっくりできない。 「ゆ? ゆ? ゆ?」 「よおし、間違いをちゃんと正して誠意を示したお前に、あまあまをご褒美だ」 おにいさんは手にした鞄からビニールで包まれたメロンパンを取り出した。ちょっとつぶ れてぞんざいに扱われたそれは、昼ご飯に買って食べきれず、鞄につっこんでいただけ、 という感じのものだった。 だが、生まれついての野良ゆっくりであるれいむにとっては至高のあまあまに見えた。 れいむが混乱からさめないうちに、おにいさんはビニールからメロンパンを取り出すとれ いむの前に置いた。 甘い香料のにおいはとてもゆっくりできる。 そのはずなのに、れいむは全然ゆっくりできないでいた。 「じゃあな! がんばれよ!」 そう、さわやかに言って、おにいさんは立ち去った。 れいむはそれからたっぷり一時間以上ぼーっとしてから、ようやく我に返った。 自分は、いつもの決め台詞を言っただけのはずだ。 ほら、いつも言っている……。 「かわいくなくってごめんね!」 口をついてでた言葉は、意に反した言葉だった。 本当はわかっていた。 野良生活で薄汚れた肌に泥まみれの髪。そんな汚らしい外見 ツガイのまりさにちっとも優しくしてあげなかったこと。そんな醜い心。 大事なおちびちゃんをせいっさいしたこと。愛するおちびちゃんをゲスに育て上げた、そ んな酷い親。 れいむがかわいいはずなんて、ない。 れいむはゆっくり特有の愚かさゆえに、そんな当たり前のことからずっと目を背けている ことができた。 だが、ゆっくりは思いこみにナマモノ。口にしたことがすべて。 れいむは口に出して言ってしまった。認めてしまった。 かわいくない、と。 「かわいくなくってごめんね! かわいくなくってごめんね!」 れいむは必死になって自分の今までの決め台詞を言おうとした。だが、口に出るのは認め てしまった事実だけだった。 それかられいむは日が暮れるまで叫び続けた。 自分をかわいくなと称するゆっくりは珍しく、また、メロンパンが既に置かれていたこと が呼び水となり、れいむに食べ物を恵んでやる物好きな人間が何人か現れた。 そして、れいむの前には野良ゆん生かつてないたっぷりのあまあまの山が築かれた。 しかし、れいむはまったくゆっくりできなかった。 ・「れいむだっていきてるんだよ!」の間違い 「れいむだっていきてるんだよ! こんなひどいことするなんてまちがってるよ!」 薄暗い地下室の中、そのれいむはそんなことを叫んだ。 言われた男は、ぽかーんと口を開いた。 そのゆっくりれいむは既にあんよは焼かれ髪の多くが引き抜かれぼろぼろ、片目もアマギ られているしほっぺただって何度もたたいて腫れ上がっている。 「今頃そんなこと言ってもなあ……」 もう虐待もクライマックス。あとはとどめを刺すだけ、という感じだった。 男はゆっくりの虐待を趣味にしている。ときおりこうして、自分が生きていることを主張 してくるゆっくりはいる。 だが、こんな間際になって今更言ってくるゆっくりは珍しく、思わず呆れてしまったのだ。 「まちがってるよ……どぼじで……どぼじでごんなごどずるのぉ……」 呆れていた男だったが、れいむの言葉を耳にしてにやりと微笑んだ。 「どうしてこんなことをするの、か。どうしてだと思う?」 「ごんなっ! ひどいごどっ! どうしてするかなんて、わからないよっ! れいむだっ ていきてるんだよっ!」 「そうだな、おまえは生きているなあ」 「こんなひどいことをするのはっ! まちがってるよおお!」 「でも俺は、おまえが生きているから虐待するんだぞ」 「ゆ?」 男の言葉に、れいむは残った片目をぱちくりさせた。 「お前が泣き叫ぶのを見たくてほっぺたをそんなに叩いたんだ」 「そんな……」 「お前が動くという自由を奪われ、絶望するのが見たくてあんよを焼いたんだ」 「そんな、そんな……」 「お前が痛みと光を失う苦しみにもだえるのが見たくて片目をえぐってやったんだ」 「そんな、そんな、そんなっ……!」 「ゆっくりの声はただの鳴き声で、生き物じゃないというやつもいる。でも俺にとっては 違う。ちゃんと考えて、喋ることができる。生きてるんだ。生きてるから楽しいんだ」 「そんなのまちがってるよ!」 「そうだな。間違ってると俺も思うよ。こんな趣味、人には言えない。でも、本当に間違 っているのはな、れいむ。お前が生きていることなんだ」 「ゆゆゆっ!? な、なにをいってるのぉぉぉ!?」 「考えてみろ。お前、虐待されて痛かったろ? 苦しかったろ? 悲しかったろ?」 「そうだよ! すっごくすっごくゆっくりできなかったよ!」 「生きていなければ、そんな思いしないで済んだのに」 「ゆゆう!?」 「そもそもお前らゆっくりが生きていなければ俺は虐待なんてしようと思わなかった」 「れいむがいきていたから……なんて……」 「だいたい饅頭が生きていること自体、間違ってるよなあ」 「れいむは……おまんじゅうさんじゃ……ないぃ……」 その存在のおかしさを問われ、れいむは自分のあらためて自分の現状を省みた。 髪はほとんど引き抜かれ、片目はつぶされ、あんよも焼かれた。もはやまともには生きて いけないことは餡子脳でも理解できた。 そして、生きていることが間違いだと言われた。 男の身勝手な理屈を、単純すぎる餡子脳は心理として誤解してしまった。 だから、絶望した。 「……れいむをころしてね」 れいむは静かに涙を流しながら、男に願った。 生きていることが間違いなら、死ぬことが正しいのだ。 死の際にありながら、れいむのこころはおだやかだった。今までのゆん生で感じたことの ない、実にゆっくりした気持ちだった。 そんなれいむの願いに、男はさわやかな笑顔で答えた。 「お断りだ」 ・ ・ ・ 気がつくと、れいむは元いた森にいた。 傷はほとんどが治っていた。頬の腫れは引き、あんよは前ほど元気に動かせそうにはない がはいずる分には十分なほどに修復されていた。抜かれた髪とえぐられた片目はなおらな かったが、どうにか生きていけるほどに回復していた。 目の前には食べ物が積み上げられている。れいむが一週間は食べるのに困らない量だ。 れいむはあたりをみまわした。 暖かな日差し。木々の香る青臭い匂い。優しい風。すべてが生のすばらしさを歌っている。 世界は生に満ちあふれていた。なにもかもが優しかった。残酷なほどに優しかった。 ・「れいむはこそだてじょうずなんだよ!」の間違い 「れいむはこそだてがじょうずなんだよおおお! だからすてないでええええ!」 れいむは飼いゆっくりとして、いままでずっとゆっくりとした暮らしを送ってきた。 たくさんのあまあま。快適なお部屋の中で、何度もおちびちゃんを産んで、みんな立派な ゆっくりに育て上げてきた。 ところがある日、突然告げられたのだ。 「れいむ。お前はたくさん子供を産んできた。もう限界だ。子供は産めない。だから、お 前を捨てる」 そしてれいむは透明な箱に詰められ、こうして男の手により運ばれているのだ。 れいむのいくら泣き叫んでも、男は歩みを止めることなく無視した。 だが、 「子育てが上手、か」 男は初めてれいむの言葉に反応した。 れいむはそこに救いを見いだした。 「そうだよ! れいむはこそだてがじょうずなんだよ! だからおにいさん、すてないで えええ!」 れいむはすがるように泣き叫ぶ。必死だった。これを逃せばチャンスはもうないことぐら い、巡りの悪い餡子脳でも理解できていた。 だが、男から返ってきたのは餡子脳には想像もつかないことだった。 「知ってるか? 『れいむは子育てが上手』ってのは、ゆっくりってナマモノが持つ迷信 ……間違いなんだぞ?」 「ゆゆう!?」 れいむは透明な箱の中で飛び上がった。 「れいむは子育てが上手」……これは、れいむにとって生まれたときから知っている知識 であり、実践してきたことなのだ。否定することなど夢にも思わない常識なのだ。 男はいままでれいむが見たことのない、酷薄な笑みを浮かべて語り始めた。 「子育てが上手って、お前なにができるっていうんだよ?」 「お、おうたをおしえてあげたり、いっしょにすーりすりしてあげたり……」 「そんなの、他のゆっくりだってできるだろう。まりさならそれに加えて狩りを教えられ る。ぱちゅりーなら『賢者の知恵』を教えられるし、ありすなら『とかいは』だ。まあ、 どいつも大して変わらない。どんなゆっくりだって子育てはそれなりにできるさ。れいむ だけが特別ってわけじゃない」 「ゆ、ゆうう……」 男の指摘にれいむは言い返せない。「れいむは子育てが上手」というのは漠然と、餡子脳 に最初からあった知識であり、今まで疑問に思うことなどなかった。だから、根拠などな いのだ。 「にも関わらず、お前らゆっくりは『れいむは子育て上手』だと信じてる。なぜだかわか るか?」 「………」 「答えられないか。まあ、じつのところ理由は簡単だ。統計で出てる。『れいむを母親に 持つゆっくりは、おとなまで育つ可能性が高い』んだ。どうしてかわかるか?」 「そ、それはれいむがおちびちゃんをとってもゆっくりしたゆっくりにそだてるから……」 「だかられいむが特別子育てがうまいわけじゃないっつってんだろ?」 「ゆ、ゆうぅぅ!」 男の声にれいむは震える。 男は今までれいむの世話をしてくれた優しい人間だった。だが突然捨てると言ってから、 全然ゆっくりしていない。そのギャップと、語られるゆっくりできないことがなおさられ いむをおびえさせるのだ。 そんなれいむを見ながら、男は満足そうに笑う。 「そうそう。ゆっくりはおびえてるのが一番いい。いっつもしあわせそうにしてやがるお 前の世話をするのは嫌だったんだ。ずっとむかついてたんだよ」 「お、おにいさん……?」 「さて、『れいむは子育てが上手』という迷信の真相を教えてやろう。それはな、れいむ 種というゆっくりが、多産なことに加えて、生まれる赤ゆっくりが丈夫な傾向にあるから なんだよ」 「たざん……? けーこー……?」 「あー、つまりだ。元気なあかちゃんをいっぱいうむってことだ。これがれいむ種最大の 特徴だ」 「そ、そうだよ! あかちゃんがいっぱいいるとゆっくりできるんだよ!」 「そう、お前等はそういう風に考える。だから赤ゆっくりをいっぱい産むれいむ種は優れ た母親に見える。加えて丈夫な子だから、おとなまで育つ可能性が高い。結果、『子育て が上手』に見える」 「ゆぅぅ? どういうことなの?」 「お前にもわかるように言うと、れいむってのは『子育てが上手』なんじゃなくて、『子 づくりが上手』なんだよ」 「ゆがーん!」 男の言葉はれいむにも理解できた。 子づくりが上手。だから子育てが上手に見えるだけ。 れいむは今までたくさんの赤ゆっくりを産んできた。立派なおとなに育て上げてきた。自 分は子育ての名人だと思っていた。 それが間違いだと知らされたのだ。今までのゆん生を否定されたのに等しい。 疑問は解けた。だが、もうひとつの疑問があった。 「どぼじで……ぞんなごどいうの……?」 今まで優しく自分の世話をしてくれた男が、れいむにひどいことばかりを言う。そのこと がれいむにとって疑問だったのだ。 「ああ、それは俺が加工場の職員で、お前が廃棄処分になった生産用のゆっくりだからだ よ」 「か、かこうじょうおおおお!?」 「ああ、そうだよ。お前は知らなかっただろうけどな。お前が育てたゆっくりどもはみん な加工されて菓子として出荷されたよ。喜べ、お前の『おちびちゃん』たちは、みんな高 級品として売られて大好評だ」 「ぞ、ぞ、ぞんなあああああ!?」 れいむは高級品生産専用のゆっくりだった。 ここが加工場であることをまったく知らされず、何一つ不自由なことなく子供を産み、育 てていく。子供も成体ゆっくりに育つまでは実にゆっくりと過ごす。 そして、成体ゆっくりまで育ったところでれいむには「飼い主に引き取られることになっ た」と告げられ、実際には加工されるのだ。 まったくストレスのないゆっくりした生活から急転直下、加工場の技術の粋を凝らした特 場の虐待を受ける。その落差が高品質な甘みを生み出すのだ。 そして生産用だったれいむは、経年劣化によりその機能を失ったため、処分されることに なったわけである。 「そんな、そんな、そんな……」 子育てが得意という、唯一ともいっていいアイデンティティの崩壊。 そして、今でもゆっくりと過ごしているに違いないと思っていたおちびちゃんたちが加工 場の製品として悲惨な結末を受けていたこと。 今までのゆん生すべての完全否定。 れいむは絶望に打ちひしがれ、ぐんにょりと潰れた。 「お? いい感じで絶望したな。どれどれ……」 男は透明な箱のふたを開くと、れいむに人差し指をぶすりと突き刺した。相当な痛みがあ るだろうに、絶望に打ちひしがれたれいむはびくりと一回、震えただけだった。 指を抜き、男はぺろりとひと舐め。 「うーん、微妙。やっぱりこいつ、子づくりしか能がねえなあ」 男の追い打ちの言葉。だが、すべてを否定され絶望に沈んだれいむが反応をかえすことは なかった。 了 by触発あき 挿絵 byM1 ・過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 163 バトルゆ虐! ふたば系ゆっくりいじめ 172 とてもゆっくりした蛇口 ふたば系ゆっくりいじめ 180 ゆっくりばけてでるよ! ふたば系ゆっくりいじめ 181 ゆっくりばけてでるよ!後日談 ふたば系ゆっくりいじめ 199 ゆっくりたねをまいてね! ふたば系ゆっくりいじめ 201 ゆっくりはじけてね! ふたば系ゆっくりいじめ 204 餡小話の感想れいむ・その後 ふたば系ゆっくりいじめ 211 むかしなつかしゆーどろ遊び ふたば系ゆっくりいじめ 213 制裁は誰がために ふたば系ゆっくりいじめ 233 どすらりー ふたば系ゆっくりいじめ 465 おぼうしをおいかけて ふたば系ゆっくりいじめ 469 おぼうしをぶん投げて ふたば系ゆっくりいじめ 478 おぼうしのなかにあったもの ふたば系ゆっくりいじめ 513 ネリアン ふたば系ゆっくりいじめ 534 ラストれいむロストホープ ふたば系ゆっくりいじめ 537 地べたを這いずる饅頭の瞳に映る世界 ふたば系ゆっくりいじめ 574 けがれなきゆっくりパーク ふたば系ゆっくりいじめ 596 復讐の為の人生なんて ふたば系ゆっくりいじめ 611 とくべつなあまあま ふたば系ゆっくりいじめ 656 かなう願いかなわぬ望み ふたば系ゆっくりいじめ 695 おうち宣言成立理由 ふたば系ゆっくりいじめ 837 よいこのれいむとゆっくりしよう nue010 anko705のあの人の人生 nue034 anko767のおねえさん一問一答.txt 上記より前の過去作品一覧は下記作品に収録 ふたば系ゆっくりいじめ 151 ゆっくりみわけてね! 触発あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る かわいくなくってごめんね!にめっちゃ吹いたw そいつのつがいのまりさは満足にあまあま持ってこない って言ってたけど持ってきたのか?ゆうっしゅうだなww -- 2011-10-09 21 00 26 ↓↓↓何がそんなに不満なんだ・・・ -- 2011-07-25 18 35 15 ↓↓情報が少ないってのは親ゆっくりの種族の特性に応じて、生まれる子の能力にどのような差異が生まれるかという情報がSS内に無いって意味だよ。子が能力の高いゆっくりに育つ場合、子育てが上手ということになる。 人のコメントに異議唱えるならせめてしっかり読んでからにしてね。 -- 2011-01-12 01 02 24 長所が無くて弱い分、繁殖力だけが取り得って事なのかー いろいろ面白い考え方だったよ、ゆっくりー! -- 2010-11-28 16 25 30 SS内に 「子育てが上手って、お前なにができるっていうんだよ?」 → れいむは他ゆでも出来る事しか言えない 加工所の人間が「れいむってのは『子育てが上手』なんじゃなくて、『子づくりが上手』なんだよ」と発言 あかちゃんがいっぱいいるとゆっくりできるんだよ → そう考えるからゆっくり全体はこの勘違いをする これらがあるのに情報が少ないってのは無いんじゃね? このSS内の世界の人間視点では子育てが上手いからじゃないって言われてるのに 描かれて無い部分を想像してどうなのかって部分言っても仕方が無いぞ それと、丈夫さが同じ子供って前提で色んな種類の母親役が育てた場合 どこで生き残りに差が出るのか俺には違いがわからないぞ SS内で出てる森賢や狩りの仕方やとかいはの差異はあるだろうけど 外敵に襲われりゃどれでも死ぬし、越冬は父親役が餌集めできるかどうかがまずあるし 「れいむは描かれて無いだけで子育てが上手いかもしれない」派は どこで差が付くのか考え示してくれよ -- 2010-09-12 04 26 55 いっぱい産んで他のヤツに育てさせてでも個体数を増やしていく・・・ れいむって生物として超優秀じゃないですか これはれいむの時代が来るっ・・・!!!間違いない! -- 2010-09-06 20 03 49 超ハイスペックでいぶ登場。 ←どうしよう… -- 2010-07-26 14 24 17 ↓そういう考え方もありだね ただ、このSSじゃあ情報が少なすぎて結局はそこら辺は個人個々の感じ方考え方次第になるのかなあ ゆっくり各種の子育て風景を描いたSSさんとか生えてほしいねっ れいむはほかのゆっくりと劣っているというか平均的すぎるから秀でたとこがないんだよなあ…… れいむ種は優秀個体は恐ろしく優秀だけど無能個体はとことん無能だし…… -- 2010-07-26 14 13 50 うーん、屁理屈が多いなあ 子育てが大変と言っても基本的に餌を集めるのは父親であることが多いまりさだし、 母親役がぱちゅりーやありすの場合も数が多く生まれてもなんとか育てていくことは出来るんじゃないか れいむにできることは他のゆっくりも出来るわけだし むしろれいむは他のゆっくりより劣っていることが多いから、子供が大人になっても出来が悪い 数は育てられるが質は低い→沢山子供は作れるけどまともに育てられないってことじゃね -- 2010-07-26 09 54 50 たくさん生まれて、たくさん死ぬ。下手な鉄砲も数撃つ感じ。ゆっくりってそんなイメージ。 -- 2010-07-24 06 11 54 うーん、屁理屈が多いなあ 最後の子作りが上手ってやつは丈夫な赤ちゃんを産める+数もたくさん生めるっていうのは良いんだが その上、大人まで育つ可能性が高いって言うならそれは子作りと子育てが上手だと言っても良いんじゃないか 数が多いってだけで子供を育てるのはまた大変になるわけだし…… 例えば、れいむは数は生むけど結局はぱちゅりー種の子育てと変わらない程度の数しか子供を大人にできない、とか そういうのなられいむは実は子作りが上手なだけかよっと共感できるんだがなぁ -- 2010-07-23 23 14 54 最初以外あれっと思ったけど納得したww -- 2010-07-23 22 28 05 れいむ種は一番救い様がないね! -- 2010-07-07 00 19 23 なるほどー「子作りが得意」か。たしかに、れいむ種はまりさ種を逆レイプして責任を取らせる(寄生する) 話をよく聞くしなぁ。 -- 2010-06-22 12 14 43
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ごめんなさい 5KB 悲劇 理不尽 希少種 独自設定 五作目です。 5作目です。 善良な希少種が死にます。 1日目 「だしてね!!ここじゃゆっくりできないよ!!」 「おねがいします!わたしたちがなにかわるいことをしたのなら あやまります!だからここからだしてください!」 薄暗いコンクリートの部屋の中、2つの声が響く。 声の主は子ゆっくりサイズのゆっくりちるのとゆっくりだいようせいだ。 二人がいつものように仲良く遊んでいたところ 突然やってきた人間によってここまで連れてこられたのだ。 「ちるのちゃん・・なんだかこわいよぅ・・」 「だいじょうぶだよだいちゃん!さいきょうなあたいがついてるよ! あたいが、ぜったいにだいちゃんをここからだしてあげるね!」 「ちるのちゃん・・・」 突然知らないところへ連れてこられ怯えるだいようせいをちるのが励ます。 二人は部屋の中を見回した。 部屋の中には巨大な機械が鎮座している。 そして、その周りにはオレンジジュースを凍らして一口サイズにした氷がたくさん転がっていた。 「だいちゃん、これおいしそうだよ。たべちゃおうよ。」 「そんなことしていいのかなぁ?」 「いいよ!あたいたちをこんなところにとじこめたおかえしだよ!」 そう言って氷を食べ出すちるの。 それにつられてだいようせいも食べ出す。 自然界ではほとんど味わった事のない甘味につい夢中になって食べ続ける。 しばらく立つと、だいようせいに異変が起きた。 ちるのがだいようせいの異変に気がつく。 「どうしたの、だいちゃん?」 「なんだかさむい・・・」 二人は食べることに夢中で気づいていなかったが、 二人が氷を食べ始めた時から鎮座していた機械が動き出し少しずつ冷風を出していたのだ。 それによって室温は徐々に下がりそれと共にだいようせいの体温も下がっていた。 また、氷を食べていたことがさらに追い打ちをかけていた。 「かぜさんをだすのをやめてね!!だいちゃんがさむがってるよ!!」 冷風を止めるように機械に向かって叫ぶちるの。 しかし、機械は冷風を出し続ける。 頭にきたちるのは機械に体当たりをするが機械はびくともしない。 しばらくちるのは体当たりを続けたが諦めだいようせいに近寄る。 「だいちゃん、あたいがす~りす~りしてあげるね。」 「ひゃっ!!つめたい!!」 「っ!!」 「あっ・・・」 ちるのがだいようせいの体を温めてあげようとだいようせいの体に触れたところ 突如、だいようせいがちるのを突き飛ばした。 突然ではあるがゆっくりちるのの体は氷で出来ている。 そのため、寒さにとても強くだからこそ室温の下がった部屋でも平気で動き回れたのだ。 そして、その体はとても冷たい・・・ 「ちっ、ちるのちゃんあのね」 「だいちゃん、あたいなにかあったかいものをさがしてくるね。」 「ちるのちゃん・・・ごめんね・・」 「いいよ!べつにきにしてないよ!じゃっあたいさがしてくるね! だいちゃんはそこでまっててね!」 「ごめんね・・ごめんね・・ちるのちゃん・・ごめんね・・」 何でもなかったように振る舞い去っていくちるのを見つめながらだいようせいは謝り続けた。 何か寒さをしのげるものがないか部屋の中をくまなく探すちるの。 しかし、あるのは冷風を吐き出し続ける機械と先ほど食べていた氷の残りだけだった。 何とかならないかと考えたちるのは残った氷をだいようせいと機械の間に積み重ね壁を作った。 さらに自分は機械の冷風が吐き出されるところに陣取り 少しでも冷風がだいようせいに当たらないように防ごうとした。 歌をうたったりしてだいようせいを励まし続けた。 しかし、寒さはだいようせいの命を削り取っていく。 「ちるのちゃん・・」 「なに。だいちゃん?」 「わた・しの・・ぶんまで・・ゆっくり・していっ・・てね。 だい・・すき・だよ・・・ちる・・のちゃん・・・」 「だい・・ちゃん・・・だいちゃん!!!」 急いでだいようせいへ近寄るちるの。 だいようせいは事切れていた。 「だいちゃん・・だいちゃん、だいちゃん!だいちゃん!!だいちゃん!!! うっ・・うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 泣き叫ぶちるの。 その目に涙がにじむ。 しかし、涙はすぐに凍り付く。 極寒の部屋と氷の体がそれを許さない。 ちるのは、だいようせいを救う事もだいようせいのために涙を流す事もできなかった。 2日目 ちるのはだいようせいの亡きがらの隣にいた。 その目に生気はない。 二人を連れてきた人間が部屋に入ってきた。 しかし、今のちるのにはどうでも良い事だった。 二人に近づいた人間はだいようせいの亡きがらに手を伸ばす。 「!」 「やめてね!!だいちゃんにさわらないでね!!」 手を伸ばす人間に必死に訴えるちるの。 しかし、人間はそれを無視しだいようせいの亡きがらを持って行く。 「やめてよ!!だいちゃんを連れて行かないで!! やめて!!やめてよ!!やめてったら!!やめてよぉぉぉぉぉ!!!」 人間はだいようせいの亡きがらを持って部屋を出て行った。 それでも、ちるのはだいようせいを取り戻すため扉に体当たりをし続けた。 部屋から出た人間はだいようせいの亡きがらを近くのゴミ箱に投げ捨てた。 ちるのは一日中扉に体当たりをし続けた。 3日目 部屋の隅でちるのは謝り続ける。 (あたいが、ぜったいにだいちゃんをここからだしてあげるね!) 「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」 だいようせいを部屋から出してあげられなかった。 (だいちゃん・・だいちゃん、だいちゃん!だいちゃん!!だいちゃん!!! うっ・・うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!) 「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」 だいようせいを救う事が出来なかった。 (やめてよ!!だいちゃんを連れて行かないで!!) 「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」 だいようせいが連れて行かれるのを止められなかった。 部屋の隅でちるのは謝り続けた。 4日目 ちるのは死んだ。 亡きがらはゴミ箱に捨てられた。 薄暗いコンクリートの部屋の中、巨大な機械が鎮座している。 その向かい側には小さな氷がたくさん積み重なっている。 小さな二人がここにいた事をその氷たちだけが知っている。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 以前書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 1232 捨てゆをひろってみた ふたば系ゆっくりいじめ 1236 焼き芋を買ってみた ふたば系ゆっくりいじめ 1244 ゆ虐戦隊!!ヒャハレンジャー!!! ふたば系ゆっくりいじめ 1255 みんなのうた 大きなドスまりさ トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 感想を投稿した愚痴ってるの人達、感想投稿欄の上の※の文しっかり見た?悪口言ったりしたら凄い不快だよ。 よく考えて投稿しない人こそが知能弱者や乙の対象だと思うよ? よく見たら似た様な事言ってる人いるー(´д`) -- 2013-04-02 23 32 20 SSから伝えたいもの探そうとするやつってw 伝えたいこともなにも作者が書きたいから書いただけだろ 文章をそのまんま受けとるってのも時には大切 -- 2013-03-06 23 58 34 もう少し優しく喋ろうぜ というか俺的には差別がどうのこうの以前に 虐待がいかんと思うよ(ってかこれ殺害じゃね?) -- 2012-05-19 16 22 16 希少種→優遇 基本種→虐殺 差別ですけどなにか? -- 2012-04-05 22 59 58 希少種優遇厨がコメ蘭でファビョっててワロタw ゆっくりなんだから希少種だろうが変わらないでしょう? ↓寒さでじっくり虐待 + 片割れは寒さ耐性 → ちるの ちるのと仲がいい → だいようせい ってキャスティングじゃないかな -- 2012-02-13 01 00 18 なぜちるのとだいようせいだったのかが分からなくて、もやもやする。 氷と冷風って設定を使いたかったのかな -- 2011-07-17 17 03 22 ていうか、あの人間は何をしたかったのかが分からない 鎮座する機械とはなんなのか?クーラーか?でも氷はどうなる? せめて機械の用途だけでも欲しかった -- 2011-03-24 13 40 08 三行以上読めない人乙wwww 三行以上読めないから自分の反論が既に前の三行以上コメに打ち消されてることにも気付いてないwwww 1の結果出す奴と0の結果出す奴を自分で勝手に決めてることが差別なんだって言われてんのにwwww知能弱者は辛いね〜 -- 2011-02-06 13 13 25 希少種もヒャッハーと言いたいのかどうかは解らんが、読みづらいと真面目に読まない奴が大量発生 俺もその一人 -- 2011-01-09 11 58 32 三行以上読む気にならない人がなんでSSのスレにいるのか不思議だ。 -- 2011-01-09 04 23 13 ちるのちゃんとだいちゃんになにをするんだ!げすならいいけど(ぼそ) -- 2010-12-11 16 55 16 自分のせいでDieようせいちゃんを死なせてしまうシチュにQNQNキたよ! 馬鹿でも仲間が死ぬ苦しみくらいは解るんだね -- 2010-11-07 17 38 25 とりあえず他人が不快になるコメントはやめろし。 注意書き読めないならコメントしないでね! 作者さんはゆっくりしてるよ! -- 2010-11-02 01 00 41 3行以上読めないなんてゆっくりみたいな奴だな -- 2010-10-21 00 16 53 ↓↓3行以内にまとめてくれないと読む気にならん 区別:あるものと他のものとが違うと判断して分けること 差別:不当に他より扱いを低くすること 1の結果出すやつと10の結果出すやつの給料が同じになるわけが無い -- 2010-09-25 03 00 33 色々内容詰めてほしい部分はあるけれど ちるのが必死になってる姿はなかなか胸を打つものがあって良かったよ 制裁系よりこういうやつがグッとくるんだよね~ -- 2010-08-22 16 32 35 ↓お前個人が勝手に定義した差別と区別の間の差異なんざ知るかよ。 結局はお前の主観に基づく嗜好と願望にマッチしないものが差別だって言ってるんだろ。そんなくだんねー価値観に賛同してくれる人ばっかりと思うな。通常種と希少種の扱いの差を区別とするか差別とするかの判断は個個人次第だ。お前はそれを区別と呼ぶことが万人に共通の普遍的真理と信じてて、差別という表現を使う人達は間違っていると頭ごなしに否定してバカにするような発言をしてるがな…間違いなんだよその態度は。その真理はとりあえずは自分個人のもので、違う意見を持ってる人もいて、主張の権利が誰もに等しくあると理解しろ。こういう場において自分が世界の絶対真理を有しているみたいな態度で他人の判断を異端扱いしてに否定するのはやめとけ。頭悪いのがばれるぞ。 -- 2010-08-22 14 47 04 ↓どういう意味でなのかゆっくりきゃいちぇね! あと差別と区別の差を理解できてるとてもゆっくちできてるにんげんさんにはあまあまをあげりゅよ! -- 2010-08-21 21 38 55 おま!!、、、、これはねえよ、、 -- 2010-08-20 22 20 56 ×差別 ○区別 -- 2010-08-19 22 57 02
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新世紀覇王伝まちょりー 17KB 虐待-普通 ギャグ パロディ 変態 群れ 野良ゆ ゲス ドスまりさ 自然界 現代 独自設定 あるまちょりーのイラストを見てかっとなって書いちゃった。 ・このSSには非常に強いパロディ要素があります!もう飽きたよと言う人は読まないほうがいいかも ・一部のゆっくりは漢字を使って喋りますので注意を・・・ ・作者に都合の良い独自設定があります ・この話を書いたのはHENTAIあきです!分かっていると思うけどいつもどうりの内容だよ! ・前回えーりんSSを書くって書いたけど、すまんありゃ嘘だった ・かっとなって書いたから色々変な部分もあるかも、今は反省している ・それでもいいというひとはゆっくりよんでいってね!!! 森の中である胴付きぱちゅりーが何か拝むような姿勢を取っている。 ひとしきり拝み終えると、ぱちゅりーは一度大きく深呼吸をして姿勢を整えた。 足を大きく広げ踏ん張り、大きく片手を前に突き出す。 また拝むように両手を重ねると、また深呼吸をして同じ動作を繰り返していった。 「ゆふう、今日の日課はこれでおしまいね!」 良い汗をかいて良い気分なのか、ぱちゅりーの顔は実に晴れやかである。 ぱちゅりー、いやまちょりーのいつもの日課である正拳突きの練習だ。 このまちょりー元はただの胴付きぱちゅりーであったが、ある時まちょりーを飼っていた老人が ひ弱なぱちゅりーの体を鍛えようとしたことが始まりであった。 「ぱちゅりー今日は軽く外で走ってみようかの。」 「だいぶ早く走れるようになったの。こんどはもっと長く走るか。」 「何?もっと体を鍛えたい?そうかそうか!ならわしの知っている技を教えてやろうかの。」 段々体を鍛える楽しみに気づいたぱちゅりーは飼い主である老人にさらに鍛えてもらおうとした。 老人の楽しそうな顔も見れて、ぱちゅりーの生活は実に充実したものであった。 「あれからもうだいぶ経ったのねお爺さん。ぱちゅはもっと教えてほしいことがあったのに。」 ある日いつものようにぱちゅりーが老人を起こそうとした時、老人は布団の中で冷たくなっていた。 老人の葬儀が終わった後に、親族がまちょりーを引き取ろうとしたがまちょりーは老人と暮らしたこの小さな庵で 最後まで過ごしたいと希望した為、親族たちはその希望を叶えることにした。 「最近ちょっと考えることがあるのお爺さん。ぱちゅより強い人に会ってみたいって!」 まちょりーは自分で作った老人の墓に語りかける。 あくまでもまちょりーと老人を繋ぐための墓であり、本当の墓は別にちゃんとある。 まちょりーは老人の墓に一度大きく一礼する。 「お爺さん、ぱちゅはこの森を出てぱちゅより強い人に会いに行くたびに出るわ!」 ここにまちょりーの長い旅が始まる。 ひとまずまちょりーは住んでいた山を下り、麓の森まで来ていた。 この森は非常に自然が豊富にあり、多くのゆっくりが住んでいた。 しかし増えすぎたゆっくりの為に自然の恵みは減っていき、逆にゆっくりが増えたことでここはあっという間に弱肉強食の場になった。 その為まちょりーが森を歩いていると、あるゆっくりに会った。 「おねがいだよー!このごはんさんはちぇんたちのふゆさんをこすためのごはんなんだよー!わかってねー!」 「ゆっへっへっへ!なおさらそのごはんさんがたべたくなったんだぜ!」 どうやら冬に備えて餌を集めているちぇんからゲスと思われるまりさが餌を奪おうとしているらしい。 まちょりーはゆっくりと二匹に近づいて行った。 「おそらをとんでるみたい!ゆゆ!なんなんだぜこのぱちゅりーは!?」 「まりさみたいなゲスに今日を生きる資格はないわ!」 掴みあげたまりさを大きく空に打ち上げ、たっぷりと空中遊泳を楽しませてまちょりーはまりさの顔に自慢の拳を叩きこんだ。 「ぶつぎゃる!」 「良いことをしたわ。ちぇん怪我はない?」 「ちぇんはだいじょうぶなんだよー。ぱちゅはからだはちいさいのつよいんだねー。」 ゆっくりは頭を体と認識しており、胴のあるまちょりーを見てもそこまで大きいとは思わない。 にもかかわらず並のゆっくりよりも巨体であったまりさを倒したまちょりーを、ちぇんは羨望の眼差しを向ける。 「ねぇぱちゅりー、よかったらちぇんのむれにきてくれない?さいきんゲスがたくさんでこまってるんだよー。」 「良いわよちぇん。困った人がいれば助けてあげなさいってぱちゅは教えられたわ。」 こうしてぱちゅりーはちぇんのいる小さな群れを守る用心棒の役割をすることになった。 冬の為に餌を集めるゆっくりを護衛したり、群れの貯蔵している食料を奪いに来るゲス達を血祭りにあげた。 当初の目的を忘れたわけではないが、この群れには自分が必要とされていると感じまちょりーはしばらくここに留まることにした。 「たいへんだよー!となりのむれのゆっくりがここにくるってはなしだよー!」 ある日ゆっくり達が久しぶりにゆっくりしていた時に、散歩に出ていたちぇんがそんな報告をしてきた。 隣の群れのゆっくりはこれまでもこの群れにちょっかいをかけてきている。 冬が近づき焦っているのか、ここにきて一気に食料を奪おうと考えたのだろう。 「ぱちゅりーどうすればいいの?」 「まりさたちはけんかはよわいからどうすればいいかわからないよ・・・。」 群れの一員で戦えるものは用心棒であるまちょりーに意見を求めた。 まちょりーは一度目を閉じて考え込み、やがて考えがまとまったのか目を開く。 「あっちの群れはいつ来るか分かるちぇん?」 「わかるよー!おはなししてたけど、たしかいちどすーやすーやしてからくるっていってたよー!」 どうやら攻め込んでくるのは明日らしい、まちょりーはまた一つ作戦を閃いた。 まちょりーではあるが元は賢者であった為、このまちょりーはただ腕力を振るうだけでは無い。 「分かったわ、多分犠牲も出るかも知れないけどこれなら勝てるわ。」 「「「どうすればいいの?」」」 「むきゅ、それはね・・・。」 まちょりーが自分の考えを群れのゆっくりに教える。 そして隣の群れのゆっくりがやってきた。 「このむれのだいひょうはゆっくりしないででてきてね!」 隣の群れの指導者は一匹のドスだった。体中に傷があり歴戦の勇士であることが分かる。 まごまごしている群れのゆっくりの中から、まちょりーが一歩進み出る。 「ぱちゅりーがむれのだいひょうなの?」 「今回だけぱちゅが代表よ。それでドスは一体何しに来たの?」 「すこしだけごはんさんをわけてほしいんだよ!このままじゃドスのむれがふゆをこせそうにないの!」 分けてくれというが実際は奪い取ろうとしているのだが、ドスの後ろに控えているゆっくりは皆うずうずしている。 その姿を見てまちょりーの群れのゆっくりは怯えている。 「苦しいのはそっちだけじゃないのよ。こっちだって分けてあげる余裕はないんだから。」 「ドスもわかってるよ・・・。でもこのままじゃこっちだってずっとゆっくりしちゃうから・・・。」 まちょりーの言葉にドスは申し訳なさそうに顔を伏せる。 だがドスの群れのゆっくりはまったく別の考えであった。 「なにいってるの!れいむたちのほうがかわいそうなんだから、ごはんさんをわけるのはとうぜんでしょ!」 「こんないなかものがゆっくりするより、ありすたちがゆっくりしたほうがいいにきまってるわ!」 「ドスはそんなおはなしなんてしないで、はやくまりさたちにまかせてほしいんだぜ!」 どいつもゲスばかりである。ドスとてこのようなことはしたくないが、群れのゆっくりに言われてしかたなくやっているのだ。 ドスは確かに頼もしいかも知れないが、群れを指導する能力とゲスを切り捨てる非情さが足りなかった。 「分かったわ。それならぱちゅから一つ提案があるわ。」 その言葉にドスは話を聞くことにした。 まちょりーの提案は群れ同士の代表が戦い、勝利したほうが食糧を得ることができるというものだった。 「ゆふふ!ぱちゅりーはおばかだね!れいむたちのドスがまけるはずないじゃない!」 「ドスはまりさにもいちどもまけたことがないんだぜ!」 「けんじゃなのにおばか、おおおろかおろか。」 そうまちょりーに馬鹿にする隣の群れのゆっくりの中で、長であるドスは決意する。 「わかったよ!こっちのだいひょうはドスだけど、そっちはだれがだいひょうなの?」 「むきゅ、それはぱちゅよ。」 両者の代表が前に進み、戦いが始まろうとする。 先に仕掛けたのはドスだった、すばやく体当たりをしかけるがあっさりとまちょりーにかわされてしまう。 だがドスはその巨体とは裏腹にすぐさま体当たりをまちょりーに行う。 「ねぇドス、貴方は賢いんだからこちらの群れにいらっしゃい。あんなゲスなんて放っておきなさい。」 「だめだよ!ドスのむれはぜったいにドスがまもるってきめたんだから!」 ドスの体当たりをかわしながら、まちょりーはドスを説得しようと声をかける。 しかしドスはまちょりーの言葉には乗らずに、ただ攻撃をし続けるだけだ。 「わかったわ・・・、ならせめてぱちゅの全力を以てまりさを葬るわ!」 まちょりーが初めてドスに攻撃を加えた。傍目からにはただ手のひらでドスの体を叩いたように見えるが、まちょりーは踵を返す。 ドスはまちょりーを追おうとするが、自分の体がおかしいことに気づく。 「なんだかからだがぽーかぽーかしてきたよ・・・。」 そうして突然体を動かすのをやめて、その場に立ち止まってしまうドス。 ドスに声をかけようとする隣の群れのゆっくりは、ドスの体の変化に気づいた。 「ドスたいへんだよ!ドスのからだがなんだかぐにゃぐにゃしてるよ!」 「なにいってるの~、まりちゃはいますごくいいきもちだよ~。」 両者の言葉はどちらも正しかった。ドスのからだはぐにゃりと曲がっているが、ドス自身は決して苦痛を感じていない。 そして限界まで曲がっていったドスの体はついに。 「へぶんじょうたい!」 ぶちりと体の上半分から千切れてしまい、体から餡子が綺麗に溢れ出してしまった。 まちょりーは内部に衝撃を送ることでドスの中枢餡だけを破壊してその体機能を壊したのだ。 その姿にすべてのゆっくりが沈黙する中で、まちょりーだけが冷静に指示を出す。 「今よ皆!今なら相手は混乱してぱちゅ達にも勝てるわ!」 「「「ゆっゆっおー!」」」 その場にいたまちょりーとゆっくりや、茂みに隠れていたゆっくり達が隣の群れのゆっくりに襲い掛かる。 長を失って混乱していることと、かならず一匹に対して複数で襲うことを指示されている群れのゆっくりは優勢であった。 「ゆぎょ!よくもやったね!れいむがせいっさ・・・、ゆべ!やべでね!うじろがらなんでずるいよ!」 「たくさんでくるなんてひきょうなんだぜ!」 「こんなのとかいはじゃないわあああああああああああああああ!」 どんどん数が少なくなっていく、隣の群れのゆっくり達。 しかしまちょりー達は決して手加減をせずに、最後の一匹になるまで攻撃をやめることはなかった。 「やったんだよー!ちぇんたちはかったんだよー!」 生き残った群れのゆっくり達が喜びの声をあげる。 まさか本当に勝ってしまうなんて思っていなかったからだ。 多数の犠牲は出たものの、群れのゆっくりは皆まちょりーに感謝していた。 「ぱちゅりーありが・・・。」 「ぱちゅの後ろに立っちゃだ・・・、ゆあたぁ!」 後ろから近づいて感謝の言葉を言おうとしたちぇんがまちょりーの蹴りをくらう。 まちょりーは後ろにまわられると無意識の内に相手の気配を察知してしまい、蹴りをくりだしてしまうのだ。 普段なら抑えていられたが、戦いの後であり殺気立っていたためにちぇんに蹴りを入れてしまったのだ。 「「「うわああああああああああああああ!ちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!」」」 まちょりーの蹴りに耐えられるはずもなく、ちぇんの体は爆散してしまう。 辺りには何とも言えない雰囲気に包まれる。 「こここここのゆっくりごろしいいいいいいいいいいいいいいい!どうしてちぇんをころしちゃうのおおおおおおおおお!」 一匹のれいむの声を皮切りに、群れのゆっくり達は次々にまちょりーを非難する。 大勢の非難の言葉にまちょりーはただ黙っているだけであった。 「ごめんなさいね・・・、ぱちゅは群れは出ていくわ・・・。」 そう言って群れのゆっくり達から罵倒されながら、まちょりーは姿を消した。 あれからまちょりーはひたすら自分を鍛え抜いていた。 自分は強いと思っていたが肉体のみを鍛えていただけで、今は心を強くするためにただ座禅を組んでいる。 そんなまちょりーの近づく人影があった。 「お前がこの森で有名なまちょりーだな?この俺と勝負しやがれぇ!」 閉じていた目をうっすらと開けたまちょりーは、自分に声をかけた相手を確認する。 黒髪をだらりと肩まで伸ばした、どこか卑屈そうな男がそこに立っていた。 「ゆっくりの分際で同じゆっくりから恐れらているとは気にいらねぇ!お前に俺の天才な虐待奥義を見せてやろう!」 そう言って男はまちょりーに向かって突進すると、まちょりーの顔めがけて拳を放つ。 だがまちょりーは座ったままで軽く顔を動かし男の拳を避けると、逆に立ち上がって男に軽く平手打ちをお見舞いする。 「あ・・・あいて。」 叩かれて呆けてしまう男であったが、まちょりーはさらに平手打ちを男にくらわせる。 慌ててまちょりーの平手打ちをかわそうと腕で防ごうとするが、まちょりーの平手打ちは男の腕をすり抜けて男の顔に当たる。 「えひゃい!」 奇声をあげて地面に倒れこむ男を、まちょりーは静かに見下ろすのであった。 「俺の顔を・・・、(虐待の)天才の俺を殴りやがったな!」 怒りで震える男がまちょりーにさらに拳を加えようとするが、その体が突然ぴたりと止まる。 まちょりーの剛腕が男の股間寸前の所で止まっていたからだ。 「お兄さん、ぱちゅはただ静かに暮らしたいだけよ・・・。」 へたり込む男を放っておいて、まちょりーは森の奥に消えてしまった。 残された男はただ震えているだけであった。 やがて男は立ち上がるとふらふらと来た道を引き返していった。 「また来たのお兄さん、いい加減諦めたらどうなの?」 まちょりーはやれやれと言うように、首を振るが男が立ち去る気配はなかった。 あれ以来男は何度でもまちょりーに挑戦するようになった。 特訓でもしているのか来るたびに体に傷が増えていき、今では黒かった髪も真っ白になってしまっている。 「もう虐待なんてどうでもいいんだ・・・、ただお前に勝ちたいだけだ。」 「懲りないお兄さんね、お兄さんじゃまだぱちゅには勝てないわ。」 お互いに構えて臨戦態勢に入ると、まちょりーは何やらただならぬ気配を感じた。 お兄さんがまるで静かに流れる水のように感じられたのだ。 嫌な気分を断ち切るべく、まちょりーはこれまでで初めて自分から男にかかって行った。 「むきゅ!?」 「激流では今の俺に勝つことはできんぞ・・・。」 男は静かにそう呟くとまちょりーの拳を避け、まちょりーの勢いを利用してそのまま投げ飛ばす。 すぐに体勢を立て直して構え直すが、まちょりーはすぐに男に向かうことが出来ないでいた。 だがそんなまちょりーを待たずに男からまちょりーに襲い掛かる。 「ゆくぞ・・・。」 あっという間にまちょりーの目の前まで移動してきた男に、まちょりーは老人から教えられ得意の正拳突きで迎撃しようとする。 「むきゅ!消えた!?」 「こっちだ。」 男の声が後ろから聞こえた時にはまちょりーは背中に大きな衝撃を受けて地面に倒れていた。 「命は投げ捨てるもの!」 倒れたまちょりーに男はそう言葉を放つ。 地面で倒れているまちょりーはというと、信じられないという顔で男を見ている。 「むきゅ・・・、ぱちゅが負けるなんて・・・。」 「もう満足だ、これからはお前の生活には関わらない。」 そう言ってまちょりーから視線を外して帰ろうとする男に、まちょりーは声をかける。 「待ってお兄さん!ぱちゅに教えてほしいことがあるの!」 その言葉に男は歩みを止めて振り返り、まちょりーの顔を見る。 今までの猛々しい気配が無くなりまちょりーはどこかそわそわしているように見える。 「何だかぱちゅの胸がドキドキして止まらないの・・・。お兄さん一体これは何なの?」 顔を赤くしながらもまちょりーは男にそんな質問をする。 今まで経験したことのない異常にまちょりーはすっかり困惑気味だ。 それに対して男は静かに答える。 「俺と一緒にくればその答えが分かるかもしれんぞ。」 「本当!?ならお兄さんについていってもいいかしら?」 「構わんぞ、気ままな男の一人暮らしだ。お前のような華があっても良いかもしれん。」 男の言葉にまたまちょりーが赤くなり体を震わせる。 まちょりーの胸はそれまで以上に高鳴っていた。 最近よくドスの屍骸が多く見られるようになっている。 決して自然死などで無く、何者かによって殺されている形跡があるのだ。 だが人々は特に気にしない、世間ではドスはゆっくりの親玉でありほとんどの者がドスが死んでも喜ぶ者である。 「お兄さん今日のドスはいまいちだったわね。」 「そうだな、あれではでかいだけの饅頭にすぎん。」 体中に餡子をこびり付かせて楽しそうに話しているのは、一人の男とまちょりーである。 最近のドスの大量死はこの二人による、どちらが早くドスを解体出来るかを競うちょっとした遊びである。 「だけどお兄さん、ぱちゅは最近とても楽しいわ!こんなこと一人じゃ絶対出来ないもの。」 「そうだな、やはり競い合う強敵(とも)がいなければ面白くない。」 笑いあいながらも二人は道端で震えているゆっくりを見つけては潰していく。 今やっているのはどちらが多く帰りまでにゆっくりを潰せるかの勝負だ。 「やっぱりゆっくり相手じゃつまらないわ。お兄さん帰ったらまた勝負してね!」 「構わないぞ。ただし疲れているから勝負は夜になってからだ。」 その言葉にまちょりーは嬉しそうにして、握っていたまりさを握りつぶす。 あれから男と暮らしているまちょりーだが、どうしてもまだ分からないでいた。 いつまで経っても胸の高鳴りは収まらずに日が経つにつれてむしろ大きくなっている。 「どうしたぱちゅりー?顔が随分と赤いようだが。」 「むきゅ!?何でもないわ!それより夜の勝負が楽しみね!」 慌てて誤魔化すまちょりーだが、男の顔には分かっている顔つきだ。 今夜の勝負のことを考えて男の鼓動もまた早くなっていくのであった。 おまけ ん!?まちがっ・・・てない! 「むきゅう~一体どうすればお客さんに指名してもらえるのかしら。」 「どうしたぱちゅりー?そんなため息など吐いて。」 「ぱちゅが働いているゆっくりクラブでぱちゅが指名されないのよ。お兄さんどうすればいいと思う?」 「簡単だ、この俺がぱちゅりーをさらに魅力的にするツボを刺激してやる。」 「むきゅ!それは本当なのお兄さん!?」 「本当だ、ぱちゅりーを魅力的にするツボはこれだ。」 「むぎょおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!ぱちゅのきんにくがあああああああああああああああああああ!」 男に押されたツボによってまちょりーの体は大きく変化するが、まちょりーは自分の体を見て悲鳴をあげる。 鍛え抜かれて鉄板の様な胸筋は、大きな二つの柔らかな脂肪の塊に変化する。 丸太の様に太かった脚は、見る者に踏まれたいと思うほどのしなやかで細い脚になった。 綺麗に割れた鋼の様に逞しかった腹筋は、その手で撫でまわしたくなるほどの魅力を持ったお腹へと変貌する。 軽々と重荷を運ぶことが出来た腕は、細くそしてどこか触ることを躊躇わせるほどの腕になっている。 下着の間に割り箸を挟めば三本重ねて軽くへし折る程の強度の臀部は、てんこの桃のような柔らかな尻になってしまったのだ。 見事に大変身を遂げて店ナンバーワンのゆっくりになったまちょりーだったが、 一日二十五時間のハードトレーニングによってすぐに体を引き締めてしまった。 後書き どうも皆さんすみません、大人は嘘を吐くのではありません。間違いをするだけなんです。 おっぱい無しあきさんのまちょりーに衝撃を受けて、ついえーりんSSをほったらかしてこのSSを書いちゃいました。 どうかお許しください、えーりんSSはもう半分ぐらいは出来てますので皆さんのコメントがあればすぐにでも。(チラ) あのまちょりーに勝つのはあの有名な北斗格ゲーで最強と言われている、あのお兄さんぐらいしか勝てないと思いました。 正直普通の人ならまちょりーに投げられただけで、ライフゲージの半分が無くなる気がしますから。 次回こそえーりんSSを書くことを約束するHENTAIあきでした。 以前書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 993 初めてのおつかい ふたば系ゆっくりいじめ 1003 寂れた神社で ふたば系ゆっくりいじめ 1014 ゆーパチ「ヒャッハー!虐待だぁ!」 ふたば系ゆっくりいじめ 1024 めーりんの憂鬱 ふたば系ゆっくりいじめ 1036 別れと出会い ふたば系ゆっくりいじめ 1043 夜の怪奇現象 ふたば系ゆっくりいじめ 1058 S計画 作られたゆっくりたち ふたば系ゆっくりいじめ 1072 胴付きへの進化 ぱちゅりーの場合 ふたば系ゆっくりいじめ 1080 違うありす ふたば系ゆっくりいじめ 1087 まりさ家出する ふたば系ゆっくりいじめ 1099 てんこを良い子にする方法 ふたば系ゆっくりいじめ 1108 きめぇ丸?いいえしゃめい丸です ふたば系ゆっくりいじめ 1144 別れと出会い まりさのトラウマ編 ふたば系ゆっくりいじめ 1155 ゆっくりスクール ふたば系ゆっくりいじめ 1159 ゆっくりの寿命 ふたば系ゆっくりいじめ 1165 ゆっくりクラブ ふたば系ゆっくりいじめ 1178 まりさひどい目に遭う ふたば系ゆっくりいじめ 1184 オレンジジュースを買いに ふたば系ゆっくりいじめ 1216 特異体質を持つ愛でお兄さん ふたば系ゆっくりいじめ 1233 新月の夜に ふたば系ゆっくりいじめ 1247 しっかりゆっくりとうっかりゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 1268 一人ぼっちのゆっくり HENTAIあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 1日25時間www きっと俺らの世界と物理法則が微妙に違うんだよ(震) 地球の自転速度とか、太陽との距離とか -- 2018-04-01 14 08 50 1日25時間wwwwwww -- 2013-06-20 08 45 29 アミバがトキに進化した……だと……!? -- 2012-10-25 16 10 21 1日25時間ってあーたwwww -- 2012-09-04 21 50 17 この動き…トキ…!! -- 2012-01-13 09 14 08
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wikiについて ウィキとはWebブラウザから簡単にWebページの発行・編集などが行える、Webコンテンツマネジメントシステム(CMS)の一つ。大学生のお友達である、ウィキペディアの「みんなで編集」をかなーりローカルにしたものだと思ってください。 都留文wikiについて 大学生として情報の共有ができたらな、と思い立ち上げました(というほど大したものではありませんが。)読むのもよし、編集するのもよし、読まずに笑い草にするのもよし。正直、オイラの備忘録としておいてあるものなので、どうぞ好き勝手にしてください。あとイタズラはいやずら。
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「ゆぅぅぅぅう!ゆっくりさむくなってきたよ!」 ゆっくりまりさはブルルっと震え上がり、冬の到来を肌で感じていた。 そこへポヨンポヨンと饅頭が跳ねる音が近づいてきた。 「「「「まっ!まりさーっ!ゆっくりしていってね!!!」」」」 ゆっくりありすが4匹まりさの元へやってきた。 「あ!ありすたち、ゆっくりしていってね!!!」 このありすたちとは普段から仲良くしているためいつものように挨拶を返した。 それからしばらく、寒くなったねーとか冬の準備はどうとか他愛もない話をしていた。 すると1匹のありすがある提案をしてきた。 「ねーみんな!おしくらまんじゅうしない!?」 他のありすは皆いいねいいねと賛成をした。 「ゆ?それおいしいの?」 とまりさはおしくらまんじゅうが何なのか分かっていないようだ。 「おしくらまんじゅうってゆうのはね、歌いながら体をおしあって温めあうんだよ!」 「とかいでは今一番はやってるんだよ!」 などとありすたちは少々自慢げに説明をした。 「あったかくなったらゆっくりできるね!」 じゃあ決まりだと言うことでありすたちはまりさを囲むように、 顔、両頬、後ろ、とそれぞれの位置についた。 「いまからおてほんを見せるからね!」 その声を合図にありすたちは一斉にまりさに体をぶつけ始めた。 「「「「おっしくらまんじゅう♪おっされてなっくな~♪」」」」 ボヨンボヨンと饅頭同士が当たる音とありすの歌声があたりに響く。 「ゆ゛べぇぇぇ!!ぐるじいよ゛ぉぉぉお゛!!!」 ノリノリのありすとは逆にまりさは必死だった。ありすたちは優しく押してくれる ものの、これではただのいじめにしか思えなかった。 「まりさも負けないようにおしかえせばいいんだよ!!」 「そっか!ゆっくりおしかえすよ!!」 ありすのアドバイスを聞き、いままで抵抗しなかったまりさもその体を動かし始めた。 「ゆゆゆっ!ゆっくりあったまってきたよ!!!」 しばらく押し合うとずいぶんと体が温まってきて地面は汗で大分濡れてきたようだ。 ありすもはぁはぁと息が荒くなっている。 「そろそろやめてこうたいだよ!まりさも外からおしたいよ!!」 真ん中はやはり疲れるようだ。それに外から押しているほうが面白いとまりさは思ったのだろう。 しかしまりさの呼びかけにもありすは体の動きを止めない。 それどころがさらに動きが早くなっている。 「まりさぁ~!もっとゆっくりしていってね!!!」 「まりざ!がわいいよぉおおお!!」 どうやら押し合っている間に別の感情が働いたみたいだ。 「やべでぇぇぇぇぇ!!!!もうじゅうぶんだよ゛ぉ゛ぉ゛ぉぉぉ!!!」 まりさもそのことを察し、抵抗をするがなにしろ4匹相手では分が悪い。 「もうまりさったら!んんんんんんんんぷはっ!」 「まりざもほんとはすっきりしたいんでしょ!ね!」 まりさが抵抗し始めてからは4匹はあからさまに交尾の体勢に入った。 「だれ゛がー!!だれ゛がだずげでぇ゛ぇ゛ぇ゛え゛え゛え゛え゛!!!!」 体を擦り合わせ、舌でなめ回し、のしかかり振動を与える。 すりすりすりすりすりすりすり・・・ ぺろぺろぺろぺろべろべろべろれろんれろん・・・ 「まりさぁ~そろそろいぐよ!!!」 「わたじだちのごどもうんでねぇ!!!」 「「まりさもすっきりしていってね!!!」」 「「「「んほおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」」」」 「い゛や゛だぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!すっぎりしちゃだめ゛ぇえ゛え゛え゛え゛え゛!!!!!」 まりさの絶叫とともにありすたちの動きが止まった。 「「「「すっきりー!!!!」」」」 しばらくするとまりさの頭からにょきにょきと4本の蔓が伸びてきた。 そしてたくさんの赤ちゃんゆっくりがゆっくりと形作られていく。 「ゆ゛ぐっ・・・っ!ゆ゛ぐっ・・・っ!」 まりさは歯を食いしばって白目を剥き必死に痛みを堪えている。 赤ちゃんが成長するのを見る一方でありすたちは賢者タイムに入り冷静な思考を取り戻していた。 (う゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!あたたまったけっかがこれだよ!!) (ああ、冬前にこどもをつくってしまうなんて・・・!) (うわぁ・・・、うれしくなるとついやっちゃうんだよねぇ・・・) (ま゛り゛ざがじんじゃうよ゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!) まりさを囲みしばし立ち尽くしていたありすであったが、ついに1匹が口を開く。 「べっ、べつにまりさとの子どもがほしかったわけじゃないんだからねっ! どうせいらない子だから冬の蓄えにしてあげてもいいんだからねっ!?」 そう言い放つとまだ成長しきっていない蔓の根元に食いつき、蔓をまりさから引っこ抜いた。 「ゆ゛ゆ゛!!」 「ゆ゛っぐり゛ざぜでよ゛お゛お゛お゛お゛お゛!!」 「ゆ゛っぐっ!ゆ゛っぐっ!」 蔓からの栄養の供給が断ち切られた赤ちゃんは悲鳴とともにすぐに力尽きた。 それを見ていた他のありすも次々に蔓を抜いていった。 「どうじでぞんなごどずるの゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!??」 まりさも意識が朦朧とする中、叫んでありすを止めようとするがその思いは届かない。 「「「「とかいはのありすに食べられるんだからゆっくりかんしゃしてね!」」」」 4匹のありすたちはそう言い残しまりさに背を向けた。 「ま゛っでえ゛え゛え゛!!ま゛っでよ゛あり゛ずう゛う゛う゛う!!!!」 木枯らしが吹き、陽も傾いてきた。 体力を失って動けないまりさを残し、ありすたちは赤ちゃんを咥えて自分の巣のほうへぴょんぴょんと 跳ねて帰っていきましたとさ。 めでたしめでたし どう見てもイライラEndです本当にありがとうございました。 このSSに感想を付ける